SPの歯医者

歯医者が好きな人はまずいないだろうけど、時には行かざるを得ないところであります。                                     大福を食べたから虫歯になったわけでもないでしょうが、コロナ感染も一段落したある夜、右下の歯に鈍痛を感じました。”虫歯だろうか?”               翌朝毎日飲んでいる冷たい牛乳を飲むとキーンと滲みてきます。温かい味噌汁を飲んでも滲みます。歯の事については経験豊かな私としては、すぐピンときました。これは虫歯ではなくて、歯茎に覆われていない歯の付け根あたりに冷たいものや暑いものが刺激しているのだ、と。まあ、なにもしていなければ痛くはないのですが、食事の度に痛い思いをするのは耐え難し。できれば日本で治療したいけど、次の一時帰国時までは待てずということで、SPで歯医者に行くしかないと判断しました。                                  翌日会社で歯医者の事を相談してみると、C氏がすぐにアポを取ってくれました。C氏によるとその歯科医は英語ができるし、前任者のMさんも行っていたので、問題ないでしょうとの事。                                 アポ当日(7月27日の18:00)に行ってみると、”お待ちしておりました”と言わんばかりの雰囲気で案内されました。早速症状を説明すると、分かってくれたかどうか良く分かりませんでしたが、先生は「ではまずレントゲンを撮りましょう」              間もなくレントゲン写真が出来て、それを見ながら説明してくれるのですが、その説明が良く理解できません。専門用語の問題もあると思いますが、基本的には英語の問題です。お互い紙に英語で書いたり、絵をかいたりして説明するのですが、どうも埒があきません。                                   レントゲン写真を写しているモニターはPCと繋がっており、結局その画面上でGoogle翻訳を使って会話ということになりました。要は筆談ですが、はるかに効率的です。 改めてGoogle翻訳に感謝です。                         私は歯根のあたりに、刺激物(冷たいものや熱いもの)が直接触らないように、セメントなどでカバーしてくれれば済むことと勝手に考えていたのですが、この先生(Dr.Gilmar Avelino Pereira氏)は、現在かぶせてあるクラウンを取って、神経を抜きましょう、と提案してきました。滲みるところをなんらかでカバー(覆う)ぐらいでは済まない、ということのようです。歯科医がそう判断するならば、素人の私が反対できるわけもなく、当初の予想よりはるかに大がかりな治療となりました。麻酔をして神経を抜き終わるまで凡そ1時間半。筆談で時間をロスしたのもありますが、思いがけずの本格的治療となりました。

治療は、新しいクラウンに付け替えるまで全部で3回来院する必要があるということで、費用は全部で2,400レアル(5万円強)。うーんこれはちょと高い!しかもブラジルでは歯医には保険が効かないのでその金額そのまま払わなくてはなりません。   日本で3割負担だとすると1万5千円ほど?でもこれまで日本の歯医者に1万5千円も払ったことあっただろうか?                           今日本は何もかも安いと言われていますが、歯科医の治療費も世界的に見て安目なのかも知れません。特に日本では歯科医は過当競争とも言われているし。          そして日本の健康保険は歯科にも適用されるので本当にありがたいです。

*Dr. Gilmarの診察室。マンションの一室といったところです。設備は日本とほぼ同じ感じです。右端がDr. Gilmar氏。

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