通勤費はプライベート?

納車日、トヨタディーラーのすぐ隣はガソリンスタンドがあり、         「ここを出たらすぐに給油してください」という事だったので、          「満タンってポル語で何て言うんですか?」とO氏に聞くと         「Tanque Cheioというんですが、Gasorina Completaでもいいですよ」ということなので、Gasorina Completaの方が英語に近く覚えやすいので早速使ってみると、ガソリンスタンドの従業員が、微笑みながら「新車購入ほやほやですね」(と言ってたと思う)と言いながら満タンにしてくれました。                   47.79リットル入って338.83レアル(約8,800円)。リッター7.09レアル(約184.34円)と日本より高いくらいです。ブラジルでも石油は出ないでもないですが、多くは輸入で最近の値上げラッシュのなかでもガソリンはひときわ目出つ品目の一つです。  O氏によるとこれでも安い方で、「あまり安いのは水を混ぜている可能性があるので、気を付けた方がいいですよ」とのアドバイス。                 「おいおい、水を混ぜるですか・・・」まるでインドのような話。仮にエンジンに入っても、たぶん水蒸気として排気されるだけで、灯油などを混ぜるよりもエンジンに対する悪影響は少ないのかも。

翌週ガソリン代を精算すべく、ウェッブでの清算票を起票すると、1-2日経ってから経費担当のスタッフから「ガソリンの請求が出ていますが、客先に行ったなど以外はプライベート扱いになるので、認められません」とのメールが入りました。              「もちろんプライベートに使ったものは個人負担と理解しているけど、これは基本的に通勤用として入れたものなので、会社負担でいいのでは?」           「いや、通勤に使うガソリンもプライベートです」               「ああそうですか」                              日本の会社で通勤費を出さないというのはまず考えられませんが、海外では、”どこに住もうがそれは個人の勝手。通勤費は給与に含む”と通勤費は個人的なものとみなす国も多かったので、すぐに納得しましたが、だったら車買う前に言って欲しかったわ。 日本の会社だから当然通勤費は出してくれると考えていた私も甘かったかも。                                  正直言って車が必要なのは買い物やゴ○○、テ○○に行くのに欲しかったというのがありますが、コロナ下でメトロに乗りたくないというのも大きな理由のひとつでした。  往復400円ぐらいでコロナ感染から逃れられるなら安いものですが、いままでタダでメトロに乗れていたのに、会社に行くのにガソリン代を払わなければならないのはちょっと損した気分。実際にはもう3回ワクチンも打ってるし、コロナに罹っても死ぬどころか重症化するとも思えないし、メトロだと駅までとか駅から事務所までとかそこそこ歩くので健康的でもあったのですがそれも無くなって、会社に大きな負担をかけ、個人にも負担を増やし、さらに酒も飲めなくなるし、うーん・・・何のための車だったのだろうか?でも必要性の無さということで考えてみたら、他の日系企業もほとんど似たような状況ですね。歩いて5分か10分ぐらいで会社に行けるのに、車と運転手が付いたりして。まあ、安全確保ということなんでしょうが、でも通勤のためのガソリン代を個人で負担していることはないだろうな、たぶん。郷に入ったら郷に従えということで仕方なし。

*ガソリン代の領収書。これをJPEGで撮影して、ウェッブ上の精算表に添付します。

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