免許が取れれば次は車の購入ですが、昨今の長納期に加えて”防弾仕様”にするとさらに時間がかかるということで、早速車の選定に入りました。 防弾車にするか普通の車にするかについては、当初は普通の車でも問題ないだろうと考えていましたが、つい最近普通の車を運転していた日本人駐在員が、停車時石で窓ガラスを割られて携帯を奪われたり、麻雀仲間のHさんの経験を聞き、やはり防弾車にすべきかと考え直しました。Hさんの場合、やや昔の話ですが、走行中前後を賊の車に挟まれて停車。(金品を出せなどの)賊の言う事を聞かなかったためにフロントガラスに銃弾を撃ち込まれたそうです。しかし防弾仕様であったことと、警報装置が鳴り響く機能があったため、車(フロントガラス)は傷ついたものの無事逃げる事ができたそうです。さらに最近ではコロナの影響(職を失う人が増えた)もあり、SPの治安はさらに悪化していることもあり、思い切って防弾車にすることにしました。
防弾車にするには車の価格プラス150万円から200万円もかかる上、納期もかかるし、重くなるので燃費も悪くなるし、さらに中古車としての引き取り価格も一般車よりも安くなってしまうというデメリットがいっぱいあるのですが、命には代えられません。 基本的に、ある一定の大きさ以上であればどの車種でも防弾車に加工することは可能なのですが、トヨタの場合、特定加工業者と契約し、”トヨタディーラーが品質を保証する防弾車”を提供しています。 さらにその防弾車のグラスというのも2種類ある(5年保証、10年保証でそれぞれ透明度も違う)ということで、実際のものを見て決めることを勧められました。
その防弾車加工工場は、事務所から車で40分ほどのところにある、日本でいう”町工場”と言ったところですが、平屋の工場には20台以上が改造中でした。その会社だけで月に100台ほど注文があり、ブラジル全体では年15,000台ほどの需要があるそうです。 日本で一般の人が防弾車を乗るのいうのは考えられませんが、ブラジルでは珍しいことではなく、良くも悪くも日本には存在しない300億円ものマーケットがあることになります。



加工工場を見学した後は、そのままトヨタのディーラーに行って、トヨタカローラの防弾車(グラスは10年保証)を注文してきました。さほど急ぐ必要もなかったのですが、メーカーはディーラーが保証するトヨタに決まっているし、その店にあった車で選択できる車種はカローラとヤリス、エティオス、ハイラックスぐらいしかありませんので、(重くなるので)ある程度の排気量の車となると自ずと決まってきます。
セニョール!
歩行者が襲われる事はないのでしょうか?
車に乗っている=お金持ちと言う事なのでしょうか?
また、ガラスは防弾だとしても、
ドア部分なども厚い鉄板いりなのでしょうか? 不安です。
サント―シーさん
歩行者が襲われる方が多いです。2-3か月に一回ぐらい日系人が襲われていますが、多くは歩行者です。
昔は車に乗っていること自体がリッチなことを示していたので危険なことと思われていたこともあったようですが、今はそんなことはありません。
でも万が一を考えて防弾車にしているわけです。
もちろんドアの部分も天井も防弾材が入れてあります。ち