運転免許取得の申請してから間もなくの2月10日に視力の検査があり、その一週間後適性検査(知能検査のようなもの)を無事終了して、実技試験の日を待っていたのですが、2か月ほど経った先週になってようやく案内が来ました。4月7日(木)に”練習”、翌8日に実地試験です。まあ、ブラジルだからこんなもんでしょう。 日本及びオーストラリア、シンガポール、インド等で40年以上も無事故で運転していたし、インドでは4年以上もマニュアルシフトを使っていたのですから、今更練習など必要ないと思ったのですが、ここは謙虚にサポーターのAさんのアドバイスというかアレンジを尊重して7日に練習場へ。
そこは日本でいう自動車学校があるところで、一般道の交通量の少ないところを使い、坂道発進や縦列駐車などを練習します。車はフォルクスワーゲンの小型車。日本で走っているかどうか知りませんが、”Golf”の一つ下くらいでしょうか。 自信満々にスタートしようとしたら、いきなりエンスト。1速に入れたつもりが3速でした。1速に入れなおして、快調に加速して3速で時速40㎞を超えると、助手席に座った教員が、何か言いながら何かを指さしています。先を見るとそれは最高速30㎞制限の標識でした。そのあたりは高級住宅街で、制限速度は30㎞。2速までで十分です。慌ててブレーキを掛けると、そのブレーキの利く事。軽く踏んだつもりが急停車のようになってしまい、自信がちょっと揺らぎます。まあ練習だから問題ないですが、慣れない車というのはこんなもんかも知れません。 一周500mぐらいでしょうか、そこを5周ほどして縦列駐車、坂道発進を繰り返しました。左ハンドルはさして問題ないですが、さすがに車そのものにも慣れるためにも練習して良かったと実感した次第です。本番の試験も同じ車種でやるそうですし。

さて翌日の試験日。 場所は別なのですが、道路には同じ車種が10台くらい並んでいます。Aさんによると、その日の受験者数は350人ほど。Aさんは早く済むようにと早い時間(8時から)の受験をアレンジしてくれ、8時過ぎには順番が廻ってきました。 「Aさん、もし万が一不合格だったら、すぐにまた受けられるんですか?」 「大丈夫、合格しますから。私の知っている優しい試験官を付けてもらうようにするから心配なし」Aさんは自信たっぷりです。 自分の順番が来て車の中を見ると、試験官は女性です。女性だから優しいかどうかは分かりませんが、フレンドリーにいろいろ話かけてきます。正確には分からなかったけど、”どこで働いている?”とか”SPは好きか?”とか、運転試験などどうでも良さそうな雰囲気です。まず最初に縦列駐車のテストのはずですが、前に他の試験車が居て邪魔だったので、「先に行こう」とスキップです。坂道発進のテストもスキップで、ぐるっと一周りりしておしまい。5分もかかりません。 「あのー、これで終わり?」と聞くと笑顔で「OK。終了!」これは合格の意味なんだろうか・・・ 降車後Aさんに「なんにもやらなかったけど、これで合格ですか?」と聞くと、 「合格。問題なし」まったく試験とは言い難いほどあっけなく、ホント、これなら落ちようがありません。ブラジルらしいと言えばブラジルらしいですが、こんなんなら試験など無くして、日本の免許の書き換えだけにしてほしいわ。 Aさんによると恐らく4月中には運転免許が郵送されるだろうとの事でしたが、私の周りには合格してから半年も待っている人もいたりして、信用していいものだろうか?

セニョール!
ブラジルもテキトーなんですね(笑)
事故は多いのですか?
インドに比べたらルールを守っているでしょうし、
逆走なんかなさそうですよね。
ご無事をお祈りしていますが安全運転を心がけてくださいね。
サント―シーさん
ブラジルも適当ですよ。でも交通マナーはインドよりずっといいですね。SPなんかでは日本よりも良いのではと思うくらい
思いやりのある運転をしている人が多いです。でもブラジル全土でそういうわけでもないでしょうから、事故も多いと思います。
ブログでもちょっと触れてますが、前の日練習中に事故った教習車には驚きました。わずか30Km しか出せないはずなのにレッカー車で運ばれてましたからね。ち