コロナ禍の影響で、周りのレストランが大きく変わってしまったなかで、近所に新しいインドレストランが出来ました。以前紹介したインドレストランは”タンドール”というアパートから歩いて15分ほどかかる店でしたが、この新しい店は歩いて5分もかかりません。名前は”Atithi”。ベンガル語で”客”という意味です。ベンガル料理と言えば魚を使った料理が有名ですが、その日のメニューは、バターチキン、チキンティッカ、パコラ(天ぷらのようなもの)、豆カレー、ナン、サフランライス、サラダなどごく普通のインドを代表する料理のバッフェスタイル。しかもブラジル式のPor Kilo(量り売り)のランチです。

インド料理というよりおいしいナンが食べたかったのですが、そこのナンは私の好みとは言い難いやや薄めのカリカリタイプ。私の好みはやや厚めのしっとりタイプです。 しかもバッフェスタイルですから、冷めないように工夫したステンレスの容器(正式名称はチューフィングと言うらしいです)に入っているものを好きなだけ取るだけです。すなわち焼き立てとは言えません。 5-6個あるチェーフィングの中からインド料理の定番とも言えるバターチキンと豆カレーとナン(と少々のサラダ、と言っても玉ねぎの輪切りとキャベツ)を選んでみました。計量(価格決定)の折、インド人風店員から何かを聞かれたのですが、良く分からなかったのですが、飲み物をどうするか?と聞いているようなので、「Drinks?」と聞くと、「Do you speak English?」ということで意思疎通は問題ないことになりました。ひとまず一安心。飲み物は別途ラッシーを注文。合計で29レアルほど(約600円)とかなりリーズナブルな価格ではあります。


店内には50人ぐらい座れそうな席がありますが、客は日本人女性と思しき人が一人だけ。私のように何かしらインドと関わりのあった人であろうか。ブラジルではスパイシーな料理はあまり人気が無いのかも知れません。 食べ始めてしばらくすると先ほどのインド人風店員がテーブルに来て、 「いかがですか?」と聞くので、 「そうね、まず温かくないナンがイマイチ。私の好みはやや厚めのだけど、少なくとも焼き立てだったらうれしいね」本当はバターチキンにも文句を言いたかったけど、面倒だったので、ナンだけにクレーム。でも豆カレーはまあまあでした。 それを聞いた店員は、驚いたことにすぐにナンの入っている容器(チェーフィング)のところに行って温度を確かめ始めました。そしてすぐに固形燃料を取り換え始めたのです。まあ、当たり前というば当たり前の行動なのですが、そのような迅速な対応はインドでは考えられませんので。 メニューもあったので、パラパラと見せてもらうと一通りのインド料理が用意されているようです。また店内からは一部厨房の中も見えるのですが、ブラジル人と思しき2人ほどのスタッフが暇そうにお喋りしていました。バッフェスタイルで客が1人や2人ではやることもないだろうな。 「ナンは焼き立てを食べたいので、ナンだけは注文を受けたら焼くようにすれば?」と提案すると「では焼いてあるナンを無視して別途注文するようにしてください」 私の意図したことと若干違う反応。まあ、そうすれば当然焼き立てになります。やや割高になるだろうけど。 このインド人スタッフ(店長かも)は店の繁盛を考えて一生懸命やっているようだけど、昼時にこの客の入りでは残念ですがそう長いことないかもです。

セニョール、質問です。
この店はベンガル料理なのですか?
お店の人がそう言ったのですか?
お店のどこかに書いてあったのですか?
疑問①ベンガル料理であれば魚のカレーがメインです。
疑問②ベンガル料理であればナンがメインではないと思います。
ちなみにatithiはヒンディー語でもお客様と言う意味です。
サント―シーさん
ご質問ごもっともです。
店の名前がAtithiということで、家に帰って意味を調べたらベンガル語で”お客”という意味だったので、”ベンガル料理かも”と想像したまでです。
確かにベンガル料理であれば、魚とお米がメインでしょうね。
単に名前だけベンガル語から採ったのかも知れません。
ヒンディー語でも同じ意味ですか?Google翻訳にかけたら、”ベンガル語”と出てきましたので、ヒンディーとは別かと思いました。
今度行く機会があったら意味するところを聞いてみます。