ウクライナ問題

およそ20年ほど前6年ほどオーストラリア法人に赴任していましたが、そこはたった12-3人のスタッフしかいないのに、日本人、オーストラリア人はもちろんのこと、ニュージーランド、カザフスタン、ベラルーシ、ウクライナと、出身国は多岐にわたり、海外法人のなかではもっとも多国籍な法人でした。                 そのなかでもウクライナ人は3人もいて、いわば最大勢力。                                     なぜ旧ソ連圏からそんなに多くのスタッフが居たのかというと、旧ソ連の崩壊とともにキエフ等にあった現地法人の仕事がほとんどなくなってしまい、そこに居た優秀なエンジニアーを移民の手続きなんかも手伝いながら、オーストラリア法人が雇い入れたというわけです。もちろん各人それぞれ事情は異なりますが。                                     クリスマスパーティ―などでは家族も同伴で泊りがけで出かけたものですが、ウクライナ出身者はその頃から自国の状況について嘆き、悲しんでおりました。もちろん当時はロシアの侵攻という話ではなくて、政治的混乱、内戦に近い状況あるいは貧困についてなどです。                     

そんなわけで、昨今のウクライナ情勢はちょっと気になるところです。       日本での報道を聞いていると、アメリカの影響下にあるせいか、ロシアが悪者でウクライナに侵攻しそうだ、あるいは軍事的圧力をかけている。欧米はウクライナを守るために支援をしようとしている、というような印象かと思います。                  でも私はロシア(プーチンさん)の言い分にも一理も二理もあると思っています。

そもそもロシアとウクライナの関係、違いってなんだろうか?民族も宗教も同じ。言葉もほぼ同じで文化も極めて近い。中国と台湾よりはるかに近いと思います。     両国とも自分たちが正統なスラブ民族と主張するところでしょうが、元は同じであることは疑いありません。よってプーチンさんの”ウクライナはロシアの一部”という主張も十分説得力あります。                             プーチンさんにとってウクライナがNATOに加盟するというのは、日本人の感覚に置き換えてみると、沖縄を中国に取られるぐらいインパクトのあるものなのかも知れません。                                                ワルシャワ条約機構が無くなってしまった今、このNATOという軍事同盟はロシアを仮想敵国として存在していると言っても言い過ぎではないでしょう。ならばプーチンさんにとってみれば、ウクライナがNATOに加盟するというのは、まさに自国の一部が謀反を起こすようなもの。当然黙って見ていられないでしょう。                                 でも、ウクライナは本当にNATOに加盟したがっているのだろうか?そこまでしてロシアと対立して得るものがあるのだろうか。私はそのようには思えません。      だとすればウクライナが希望しているのではなくて、欧米が加盟するようにけしかけているのでは? ウクライナのゼレンスキー大統領は俳優出身だそうで、政治には素人か?なんて思ったりしますが、おっと米国にも俳優出身の大統領がおりました。

                                             さて仮にロシアがウクライナに侵攻して、それを阻止するために欧米が軍事援助をするとして、武器供与(販売)は喜んでしても、(欧米の)誰もウクライナを守るために本気で戦うとは思えません。                                                    そう考えるとバイデンさんは、ロシアを挑発してウクライナに代理戦争を仕掛けているという風にも考えられます。バイデンさんも国内で人気がないようだし、ここはひとつ目を国外に向けさせたいという事もあるかもしれません。             2014年にロシアがクリミア半島を併合した際には、欧米は文句を言っただけで、なんの行動も起こしませんでした。欧米にとってクリミヤ半島がどこに属そうと大して関心(利害関係)はなかったのでしょう。たぶんその後のクリミヤ半島では大きな問題もないのだろうと思われます。もともとロシアみたいなものだったのですから。 

そこで思い出すのが、今は昔となった多国籍軍(米国)のクウェート侵攻です。あの時のイラクとクウェートの関係も似たようなものでした。イラクのフセインさんの主張(元々クウェートはイラクの一部)も一理あったのですが、石油が大事だったのか米国は即行動しました。クウェートに代理戦争やれと言っても無理だし、客観的に見て米国が勝つのは火を見るより明らかでしたし。その後フセインさんは有りもしない大量破壊兵器保持の嫌疑をかけられ最後は憐れでありました。

こんな風に書くと、私は親ロシアと思われるかもしれませんが、ロシアは好きではありません。米国はというと、日本の”戦後教育のお陰”でそれほど悪くはないですが、米国の身勝手さも困ったものだと思っています。                        私はこの辺の専門家でもなんでもないし、ただ素人考えで書いているだけですが、今回欧米いや米国が騒ぎ立てなければウクライナのNATO加盟問題も、ロシアの軍事演習、侵攻問題も起きなかった気がしますが、どうでしょうか?

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