エレベーターの故障で部屋に入れず

先日外出先から帰ると、エレベーターの入り口に”修理点検中”の案内板が置いてあったので、良くある定期点検中で少し待てば使えるようになるだろうと、しばらく前で待っていました。10分ほどすると、鍵の束を持った男が現れて、何やら言っています。 どうやら”このエレベーターはしばらく使えないので、もう一つのを使ってくれ”と言っているようです。普段使う事はないけど、もう一基勝手口用(荷物や掃除人などの)エレベーターがあったことを思い出しました。

*英語で、”MAINTENANCE SERVICE” とあったので、しばらくすれば動き出すと思ったのですが・・・

”OK、OK”と理解した旨を伝え、勝手口用のエレベーターで自分の部屋がある15階に。途中、”ひょっとしたら鍵が違うかも”という不安がよぎりましたが、鍵は一個しか持っていないので考えても仕方ありません。共通の鍵であることを祈るのみです。        果たして、勝手口の鍵は別でした。じゃ、表のエレベータの点検修理が終わるのを待つしかないか、とまたエレベーターの前でしばらく待っていると、また同じ男が現れてなにやら言っています。私が理解できないという表情をすると、”ついてこい”と勝手口用エレベーターで12階まで連れてきました。                    そこには中国人風のアジア人とオートバイ用ヘルメットを持った男がいたのですが、そのアジア人は日本人で、                           「エレベーターは明日まで動かないようです。私もちょっと買い物に行った間に締め出されてしまい、どうしようもないので持っていた携帯で“鍵屋=鍵を開けてくれる業者”を探して、来てもらったんですよ。150レアル(3,000円)でやってくれますがどうしますか?」                                「そうなんですか。でもこれはエレベーターの故障だからビルの責任なのに、住民が150レアル払って鍵を開けてもらうってのは納得がいかないですね」                    「確かにそうなんですが、ブラジルでは勝手口の鍵も持ち歩くのは常識だそうです。 私は12階に住んでいるんですが、今開けてもらったところです。どうしますか?」 「そりゃもう入れなければ、ホテルを探すしかないですから、150レアルで開けてもらえるなら頼むしかないですね」                        「現金がなければPIXでもいいそうです」                    家に入れば、150レアルくらいあるかもですが、PIXを使えるようにしておいて良かった!

早速15階に移って鍵開けの作業に入ってもらったのですが、ドライバーのような針金のようなものを鍵穴に入れて上下にカチャカチャこまめに動かしはじめました。こんなことで開くのだろうか?先ほどの12階の日本人も、開くまでに10分かかったと言っていましたが、15分以上かかってもまだ開きません。開かなければ150レアル支払わないだけのことだけど、ホテルに泊まるのは高いし面倒。何とか開けてくれると信じつつ、待つこと20分ほど。なんと開いたではないですか。あんなことをやって、頑丈な鉄の板が横に大きくスライドする構造の鍵が開くのだろうか!?でも目の前にはシリンダーを壊すことなく開いたドアが見えます。助かった!                   鍵屋さんも相当てこずったようで、うっすら汗もかいています。鍵屋さんありがとう。そして12階の日本人(名前も聞き忘れました)の方ありがとう。もしこの日本人と会う事ができなかったら、私はその日部屋に入れなかったでしょう。

*勝手口のドアの鍵をこじ開けようとする業者。小道具を使って、20分以上かかりましたが、簡単に開くようでも困りますね。

それにしても、日本だったらエレベーターの故障は無いとは言わないけれど、即刻直してくれると思われます。仮に深夜であっても。ブラジルの基準では、翌日の修理ならまあまあ良いほうなのかも。                           この日以来外出時には2つの鍵を持ち歩くようにしております。ブラジルでは常識なのかも知れないけど、これまで誰もそんなこと教えてくれなかったな・・・        尚階段もあるのですが、階段は裏口=勝手口のみに通じていて、表の入り口にはエレベーターでしか行けないという、考えてみれば裏口重視のちょっと変な構造です。

「エレベーターの故障で部屋に入れず」への2件のフィードバック

  1. なんと!!
    ブラジルでもインドのような事がおこるんですね。
    そして大ピンチの時に仏のような日本人の方と出会えたとは、
    なんと運の強い事でしょう。良かったですね。

    私もインドの自宅が南京錠だった時に
    鍵を部屋の中に忘れて締め出されて事があります。
    この時は近所の人が糸鋸で南京錠を切断(笑)しました。

    ネパールのホテルのバスルームの鍵が壊れていて閉じ込められた時には、
    木製ドアを自力で削って脱出しました。
    バスルームのドアは閉めちゃダメ! と心に刻みました。

    では、明日も良い日でありますように。

    1. サント―シーさん
      そうでしたね、サント―シーさんも締め出されたことがありましたね。
      私も確かに運が良かったのですが、世の中不思議と何とかなるものとも思います。
      インドなんかを経験するとそんな気持ちになりませんか?ち

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