ブラジルは、インドとは対極の牛肉などはもっとも身近な食材の一つ。 シュハスコは有名ですが、普通のステーキ店もたくさんあります。ステーキなどはそう積極的に食べる方ではないですが、たまには食べたいもの。シュハスコは名物でもあり、赴任後何度か食べる機会はありましたが、いろんな部分の牛肉が食べ放題とは言ってもしょせん食べられる肉の量など限られており、”割り勘負け”というかどうしても割高になってしまいます。 ならば自分の好きな種類の肉を、食べたい量だけ食べるステーキ屋の方が合理的です。
というわけで今更感もありますが、会社のOさんのお勧めのステーキ店、TEMPRO DA CARNE MARCOSBASSIというレストランに行ってみました。 さすが情報通のO氏のお勧めだけあり、店内の雰囲気も肉も大変結構、しかも値段もさほどではありません。Tボーンステーキの250gで88レアル(1,800円)ほど。ブラジルだとこんなもんなんだろうか。お昼に行ったのですが、夜でも同じ値段だそうです。
ところで、ステーキとは関係ないですが、ブラジルでは牛肉のひき肉は普通に売っているのに豚のひき肉が売っていない理由がわかりました。豚肉そのものは普通に食べてますので宗教的な理由ではありません。それは牛肉を挽いた機械で、別の肉(豚肉や鶏肉)を挽くというのは NGということのようです。挽く機械が2台あって、それぞれ牛と豚専用に使えばOKなのでしょうが、そこまでして豚のひき肉を食べる文化が無いそうです。増してや、日本ではおなじみの”牛と豚の合い挽き”なんてのは考えられないと思われます。ブラジル人って意外に潔癖なのかも。 過日私はたまたまフェイラで豚ひき肉を買えましたが、それは極例外で、フェイラには日本人の客が多いからでしょう。もちろんMade In Japan(スーパー)では冷凍の豚ひき肉が買えます。肉ですので値段も高くないです。 日系人の家庭では餃子やマーボ豆腐を自宅で作るのは珍しいことではないそうですが、その場合の豚のひき肉は自分でバラ肉などを包丁で細かく切り刻んで作るとか。なるほど結果は同じでしょうね、めんどうだけど。