コロナその後

ブラジルではこのところコロナ感染状況がひどく、比較的良好であったサンパウロ州でもICU使用率が80%を超えて、先週3月6日(土)からフェーズ1(最大の警戒)となりほぼロックダウン状態になっています。                     食料品を扱うスーパーや銀行、薬局などを除いてすべての商業活動が、時短営業ではなく停止状態となっています。レストランも、テイクアウトはやっているところがあるようですがほぼ閉まっており、基本的に3度の食事を自分で用意しなくてはなりません。だからといって困ったことは特にないのですが、ゴルフ場もテニスコートも閉鎖されてしまい、週末にやることが無くなってしまいました。本を読むことやTVを見るのもありですが、普段巣ごもり状態なので、週末くらいは屋外で活動したいところですが、どうしようもありません。                             1日の感染者数は6万人を超え、死者数も1,500/日に達しようとしています。日本も大変なようですが、比較になりません。                       一方、中国製を中心にワクチン接種も始まっていて、現時点では一回目の接種が終了したのは全体の4%ほど。2回目も終えた割合は1.3%ほどということで、人数にすると26万人ほど。今は77歳以上に接種中とか。日本は4月から高齢者に接種を始めると言っていますので、ブラジルの方が少し進んでいるのかも知れません。             

私は4月末に日本に一時帰国する予定でフライトを予約したのですが、航空会社の都合でキャンセルになり、出発日を前か後に変えてくれないか、とのリクエストが入りました。1日や2日変えても特に困ることはないのですが、この際少し長めの日本滞在にして、住民票を戻して日本でのコロナワクチン接種の”権利”を得ておこうか、という考えが浮かびました。厚生労働省のサイトを覗いてみると、厚生労働省新型コロナワクチンコールセンターという案内があり、電話で問い合わせに応じてくれるようです。ただ、フリーダイアルの為、海外からは電話できません。仕方なく家族に電話してもらい、どうゆう条件なら接種が受けられるのか聞いてもらったところ、やはり住民票があることが条件のようです。一時帰国で住民票を戻すことは可能だし、1月1日に居住していなければ住民税がかかからないことも確認できたのですが、所得税などの問題が発生するかも知れないということを聞いたような気がします。そこで会社の人事に確認したところ、やはり所得税(日本とブラジル両方)や介護保険で問題が発生する可能性が高いので、一時帰国中は住民票は戻さないでほしい、との指針をもらいました。別にこれは会社の為ではなく、自分の為ですのでここはあきらめざるを得ません。コロナワクチン接種に限らないですが、私と同じように何らかの目的で一時帰国で住民票を戻すなことを考えている人が居るかも知れませんが、要注意です。

話がコロナからちょっと逸れましたが、SPのフェーズ1(最大の警戒)は19日までとしていますが、たった2週間で結果が出るはずもなく、一か月以上続くかも知れません。そして病院が100%の占有率になって医療崩壊が起きる可能性も十分にあります。そうなったときには多くの日本人は日本に避難することになると思いますが、幸か不幸か私の場合はちょうどそのころ日本に居るかもです。

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