強盗用サイフと携帯

ブラジルでは年間6万人もの殺人事件が起きているそうです。実に毎日160人を超える計算になりますが、そう考えると自分の身のまわりでもしょっちゅう殺人事件が起きているんでは?などと感じてしまいますが、確率的には2億人の6万人ですから0.03%。しかし日本は0.00024%ですからブラジルは125倍も殺人発生率ということになります。 ちなみに最悪な国はエルサルバドルで0.06%でブラジルの2倍。このレベルでの2倍、3倍は大同小異、日本は100倍以上も安全なのですから別格です。

 でも普段の生活では命の危険を感じるなどということはほとんどありません。住んでいる地区が比較的安全と言われている地域のせいかも知れませんが、ただ、窃盗、強盗となると日常茶飯時とまでは言わないまでも、まあまあかなりしょっちゅうです。  日系人が被害に会うと、登録している日系人には領事館よりメールでレポートされますが、半年に1-2件は発生しているような感じです。路上で少年グループに襲われ、所持品を取られた。石で車の窓ガラスを割られそうになったが、防弾車であったために被害なく無事であった等です。ほとんどは夜中に発生していますが、中には白昼であったり、サンパウロの中心地であるパウリスタ通りの近くであったり、あるいは日本人街のディベルダージで発生したとの報告もあります。

常に周りへの注意を怠らない、(奪い取られることがあるので)歩きながらの携帯はしない、高級時計などは身に付けない。不信な人物が近づいてきたら、店に入ってしまう。(逃げ込む店があればですが)そして、もし万が一強盗に会ったら、命の危険があるので決して抵抗はしない等。                         私も殺されることはまずないだろうけど、一度くらいは窃盗に会うのは避けられないかと覚悟はしております。それでも、多少の現金はあきらめがつくとしても、携帯を取られるのは極めて困ってしまうので、取られてもよい予備の携帯、そしてサイフも準備もしています。

*フェイクの財布と携帯。インドで使っていたキャッシュカードやマイレージカード、日本の使っていないカードなどを入れています。現金も少々。携帯もインドで使っていたiPhoneですが、もちろん使えません。
ケースは日本の100円ショップのものです。

強盗に会った場合には、ポケットやカバンに手を入れてサイフなどを出すしぐさをしてはいけません。強盗に、拳銃を出すかも知れないと思われるので。カバンは丸ごと差し出します。でもカバンを開けて逆さにして中身を出せば、そしてその中にサイフや携帯が含まれていれば、それを奪ってすぐ逃げてくれるかもしれません。本物の財布と携帯は、カバンの内ポケットに入れて、逆さにしても出て来ないようにしておくわけです。これは私独自のアイデアです。フェイクとバレたら余計危険になる可能性はありますが、まずバレないでしょう。強盗だって必死ですから。              万が一の場合、そんな冷静な対応できるかどうかは分かりませんが、備えあれば憂いなし。そうして準備していると、強盗にも会わないような気がします。サンパウロに来て、もうじき1年になろうとしていますが、不審な人に声をかけられたことは1-2度あるものの(何を言っているのか分からないので、完全に無視)、未だこれと言った危険な目には会っていません。

「強盗用サイフと携帯」への2件のフィードバック

  1. コモエスタ・セニョール!

    さすが!いいアイディアです。
    インドではそこまで凶悪な犯罪は少ないのですが、
    私は携帯(iPhone)を2回スラれています。
    財布はチェーンでカバンにくくりつけていますが、
    ホールド・アップと言われたら・・・・
    相手の顔を見ず命以外は差し出す覚悟です。

    1. サント―シーさん
      そうですか、ありがとうございます。
      インドで私はスリも危険な思いをしたこともないです。
      男だから狙いにくいのでしょうか。
      特に日本の女性は狙われやすいかもですね。残念ですが。
      そう、相手の顔を見ずに、というのもポイントですね。ち

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