Rabada(ハバーダ)-1

ブラジルのシュハスコ(BBQ)はとても有名ですが、私のお気に入りの一つにOxtail(牛のしっぽ)の料理があります。ブラジルでは「Rabada=ハバーダと読みます」と言って、量り売りのランチメニューなんかにもありますが、骨の重さが半分ぐらい占めてると思われるので、あまりコスパはよくないのかもしれません。  フェイラ(市場)に行くと牛タンなどと並んで売っています。         サンパウロで初めてRabadaを食べて以来、いつか自分で作ってみようと、 2月の一時帰国の時に日本で圧力なべを購入してきました。 Rabadaだけでなく、ご飯を圧力なべで炊いてみたい、ということもありました。 ある日のスライステニスクラブで、持ち寄ったおにぎりのなかでとりわけおいしいご飯があったので、「これは何のお米使ったですか?」と聞くと、「日本のいいお米を圧力なべで炊いたんですよ」。 圧力なべで炊くととてもおいしく炊けると、ということは聞いてはいましたが、これだけ違うなら価値がある、では今度日本に帰ったら買って帰ろう、となったわけです。   

*圧力ナベ。日本で確か3,000円ぐらいだったと思います。本当は電気圧力ナベが欲しかったのですが、日本のものは電圧が合わないし、こちらのものは信用できないし、ということでガス用で妥協。

2月末圧力なべを持ち帰って早速Rabadaに挑戦です。ブラジル風のRabadaもいいですが、まずは韓国風牛テールスープでも作ってみようと思い、サイトの案内をたよりに作ってみましたが、なぜか韓国で食べた本場の味には遠く及びません。ガッカリして、残りの牛テールは肉を骨からはがして(圧力なべで煮てあるので簡単に剝れる)、別の料理に使ってしまいました。それはそれでよかったのですが、その後ご飯もためしてみたものの、こちらもなぜかイマイチ期待はずれ。これなら炊飯器で炊いた方が簡単で間違いない、ということになって、圧力ナベはしばらくお蔵入りになってしまいました。ちょうどそのころインフルエンザに罹ってしまい、味覚が変わってしまっていたということがあったかも知れません。(コロナではありません、念のため。ちゃんと検査もしております) 

その頃ブラジルにもコロナは上陸していたものの、まだ他の国の事という感じで、スライステニスも活動出来ていました。例によってランチは持ち寄りで、その日はLさんがRabadaを持ってきてくれました。「これは旨い」 みんなで感動し、是非作り方教えてください、なんてお世辞ではなく本気で言っていたのですが、その後間もなくコロナ騒ぎが本格化してしまって、スライスクラブは休止、連絡が途絶えておりました。                              ところが忘れたころ、Lさんから「Rabadaのレシピを置いて置きましたから」というメールが入ってきました。ちょっと時間は開きましたが、ちゃんと覚えていてくれたのです。                               日本だったら、郵便ポストとか入口のドアあたりに挟まっているところでしょうが、こちらでは外部の人間は入口はもちろん郵便ポストにも近づけませんので、守衛まで取りに行かなくてはなりません。行くのは簡単なことですが、説明は簡単ではありません。でも何とか分かってくれて、守衛さんが私の郵便受けに入れてくれたということがわかり、無事レシピを回収。                      

「Rabada(ハバーダ)-1」への2件のフィードバック

  1. コモエスタ・セニョール!

    インドにも圧力鍋ありますけど、こちらでは使っていなかったんですね。
    と言う私も持ってはしますが、使いません。
    理由は・・・後始末(洗う)が面倒くさいからです。

    1. サント―シーさん
      確かにそれは言えますね。しばらくお蔵入りしたのはそれもあります。
      なにせ重いですから、特に女性には扱いにくいですね。
      でも牛テールの煮込みには必須とはいいませんが、便利ではあります。
      インド料理を作るにはまず必要ないでしょうね。

サントーシー へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です