ブラジルはフルーツ天国

先週までは最高気温が30度近くにもなり、まるで夏のようでしたが、今はもうさすがに秋。最低温度が13度ほどになり、朝夕はちょっと肌寒いくらいです。    秋といえばフルーツがおいしい季節。南北にも長いブラジルは、フルーツも豊富で南国のシンガポールやインドよりも種類が多いかも知れません。        市場に行くと、ほぼ考えられる限りの果物があると言っていいくらいです。あのインドでさえ5月から8月ぐらいしか食べられなかったマンゴーも、ここでは一年中売っています。でもシンガポールではおなじみだったドリアンだけは見当たりません。インドにも無かったですが、欧米にもあるという話は聞いたことがないし、ドリアンはタイとマレーシアの特産かも。                   最近では秋の味覚のカキ、マンゴスチン、イチジクあるいはアボガドなどもならんでいます。 アボガドは日本ではマグロの代用品の感もありますが、ブラジルではつぶして、コンデンスミルクとレモンを入れてデザートとして食べるそうです。  

*柿は1Kg(4つぐらい)で10レアル(200円ほど)。結構長いあいだ固いままでいてくれます。柿の種類もいくつか出ています。
*アボガドは日本のものと全く同じです。でも一個200円ぐらいします。

最近知ったというか、感動したのはアテモイアというフルーツ。私は 一日一度はなにかしら果物を食べないと物足りない気がして、普段リンゴを中心に、時々マンゴーやオレンジそして最近は柿などを買ったりしていますが、その日はたまたまマーケットのあんちゃんが、”これ食べてみろ” と切ってくれたのがそのアテモイヤ。外見は何とも奇妙な形で、知らなければとても食べてみようという気さえ起きないものです。しかし、”市場の業者が勧めるものに間違いはない” と言われているので試してみると、上品な甘さのなかにほのかな酸味があり、そのままでもクリームに混ぜて食べているるような感じです。いっぺんで気に入り、買うことにしましたが、2個で30レアル(700円ぐらい)と、考えてみれは果物としてはかなり高価です。 

*アテモイア(Atemoia)。大きさはソフトボールくらいです。
*黒いのは種で、白い部分が身になります。
*フェイラ(市場)のフルーツ店。手前からパパイヤ、りんご、洋なし、プラム、マンゴー、オレンジ、その先がアテモイアと続きます。その先には柿とかスイカとかパイナップルとかなんでも。こんな果物屋が10件近くも店を広げて競合していますので、値段はどこもほぼ同じです。

ブラジルは種類は多いですが、日本の果物はそれはそれでまたすばらしいと思います。お菓子なんかと同様、日本の果物に勝る品質のものはないでしょう。しかし値段が高すぎます。手が掛かっているので、仕方ないでしょうが、形など不揃いでもいいからもうちょっと安かったらいいですね。野菜も同じです。形が揃ってないからって味が悪くなるわけでもなし、完璧を目指す日本らしいところでしょうか。ブラジルはその対極にあると言っていいかと思いますが、果物や野菜に限れば多少のいい加減さなど何ら問題ないんですけどね。

「ブラジルはフルーツ天国」への2件のフィードバック

  1. コモエスタ・セニョール!

    インドでは普通に売ってるドリアンは見た事がありません。
    が!INAで2回ほど買った事があります。さすがはインドの築地市場です。

    アテモイアですが、シュガーアップル、釈迦頭ですね。
    インドでもポピュラーですが、写真で見る限りちょっと違うような気がします。
    ナイフでカットする人もいるかもしれませんが、熟れていると手で割れますし、
    種の入った小さな房をしゃぶって食べます。けっこう好きです。

    それからアボカドのバックに映っているのは新聞ですか?
    綺麗な紙ですね。

    1. サント―シーさん
      ドリアンINAで売ってましか・・・そしてアテモイヤもインドでも普通でしたか。シュガーアップルって言うんですね。なるほど。
      名前は忘れましたが、アテモイヤに似たのがもう一つあって、サント―シーさんはそちらのものかも知れません。確か味はとても似ていたと思います。
      インドだったら安いんでしょうね。
      はい、バックは新聞です。最近はカラー写真が多くてきれいはきれいなのですが、邪魔なんです。
      なぜなら読むためではなくて(ポル語ですから)習字の練習に使っているので。(半紙は手持ちはありますが、今こちらでは買えない)

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