洗濯物を外に干す

洗濯物を外に干す、というのは日本では当たり前でしょうが、私はインドに居る4年半一度もそのようなことはせず、すべて部屋干しでした。理由は単純、空気が汚いからです。外の空気が汚ければ、部屋のなかも同じといえば同じなのですが、外は年中見えないくらいの細かい砂ぼこりが舞っており、洗濯ものを長時間そんな中に置いておく気にはなれませんでした。同様の理由で、窓を開けて空気を入れ替える、なんてことも皆無で、4年半も窓は閉め切ったまま。考えてみると信じられないようなことですが、それでも別にどうってことはなかったですね。基本的に昼間は家に居ないし、寝るだけですから。そんな洗濯物は、部屋干しというか生乾き特有のあの匂いも多少はあったでしょうが、部屋干しだから仕方なし、さして気にもせずそういうものだと思っておりました。

サンパウロは空気はずっときれいだし、洗濯物を外に干すことは問題ないのですが、アパートの洗濯機が置いてあった脇にもの干しも置いてあったので、そのまますぐ干せるし、インドで4年半もやっていたことでもあり、そのまま部屋干しを続けておりました。

*最近購入したPanasonicの洗濯機と奥が部屋干しのスペースです。

しかし、ある日たまたまNHKの「ためしてガッテン」を見ていたら、生乾きのあの特有の匂いについてやっておりました。モラクセラ菌という雑菌のフンが原因だとか。湿気や汚れが残っていると、それを餌に急速に繁殖するそうです。しかもこの犯人を特定できたのは最近のことだそうです。             ”私はこれまで、雑菌のフンを吸っていたのか・・・” と考えると急に気になりだし、部屋干しを止めることにしました。洗濯物を日の光に干すためには、わずか20mほど運んで、ベランダに持ってゆくだけのことです。               お天道様の恵みをいただいた洗濯物はそれはそれは心地よく、まるで日の光に香りが含まれているかのようです。ものは同じなれど別物、それはあたかも萎れていたものが生き返ったようです。

*ベランダに干した洗濯物。程よい風もあって洗濯ものも気持ちよさそうです。 このもの干しは干物の製作時にも活躍してくれます。

ただ、「ためしてガッテン」によるとお日様の下で干したとしても完全にモラクセラ菌が死滅するわけではないそうです。効果的なのは酸素系漂白剤を使うか、アイロンをかけること。あるいは60度以上に温度を上げることができる乾燥機を使うことだそうです。なるほど、これまでワイシャツはアイロンをかけていたので、そのお陰で普段はほとんど気にならなかったのかも知れません。たしかに匂うのはタオルとかTシャツぐらいでした。もっとも靴下やパンツは鼻先に持ってくるものでもないので分からないですけど。                       ところでこのモラクセラ菌、他の雑菌同様日常生活のいたるところにあって、新型コロナとは違って普通に人間と共生できるものですから、匂いは発生させることはあっても害になるものではなさそうです、念のため。でもアレルギーのある人には良くないかも。

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