掃除のおばちゃん

サンパウロでも掃除のおばちゃん(おねえちゃん?)をお願いしています。インドでは、窓を閉めていても細かい砂ぼこりが入り込んで来るので、毎週お願いしていましたが、サンパウロでは月に1回です。もちろんその間汚れやすい部分、例えばキッチンとかは自分で適当に掃除をしています。                前任者のM氏は掃除屋さんは頼まずにすべて自分でやっていたようですし、月に1回程度なら頼む必要ないのでは?と思うかもしれませんが、こちらの掃除屋さんはなかなかクオリティーが高く、5時間もかけて徹底的にやってくれます。その分値段も結構します。(1回200レアル。約5,000円ほど) 単に掃除だけでなく、床にワックスもかけてくれるし、ベッドとか家具もずらして見えないところもきれいにしてくれます。 2LDKというそれほど広いアパートでもないのですが、なぜかトイレが4つもあります。もちろん1つあれば十分ですが、使わないところも1か月に一回ぐらいは掃除してもらおうかな、といったところです。

*掃除のおばちゃん。体格良好。ここは玄関でタイルの床で、水と洗剤を使い完璧です。

掃除のおばちゃん(おねえちゃん?)と書きましたが、写真のようにブラジルでは割と珍しいアフリカ系黒人です。名前はLilian、年齢不詳。今回まだ3回目ですが、前の人よりもさらにクオリティーが高いです。(前の人はLucianaという人でしたが、会社に行っている間にやってもらっていたので、見たことがありません)  仮に言葉が通じれば ”ここはこうして” とか”ここは必要ない” とかリクエストもできますが、まったくコミュニケーションが取れず。よってお任せするしかないのですが、それでも満足度は高いです。

「割と珍しいアフリカ系黒人」と書きましたが、サンパウロではいわゆる黒人は5%以下ぐらいでしょうか。この掃除のおばちゃんは、たぶん昔コーヒー園で働かせるために奴隷としてブラジルに連れてこられた人達の3世か4世と思います。  ある日、会社のスタッフに”ブラジルは人種の坩堝で差別も少ないように見えるけど、実際黒人などは良い仕事を探すのは容易ではない、なんて事もあるんですか?” と聞いてみると、”それは否定できない” とのことでした。正確に言うと、差別というよりややネガティブなイメージとか先入観がある、という事らしいです。能力があれば正当に評価されるけど、同じならば黒人は避けたいとか、といったイメージがあるということのようです。まあ、これも十分差別かも知れませんね。                                   ”じゃ、旧宗主国のポルトガル系が一番偉いの?” と聞くと、そうでもないと言いす。                                   ブラジルでは混血が進んでいて、今では純粋なポルトガル人、あるいはインディオ(先住民)、黒人と明確に分けるのは難しく、多くの人が大なり小なり他の血が混じっている。そして 今や混血系が最大多数となっており、人種差別すること自体が困難、あるいは意味のないことになっている、そういう状況のようです。    ポルトガル人は中世のころから、アラブ人とかなり交わっており、混血に対してあまり抵抗が無かった、という歴史・背景も無関係ではないでしょう。      多民族国家の多くは、”差別をする人は教育の無い人” という理性によって差別を避けようとしていますが、ブラジルではそんな教育もする必要無いのかも知れません。

「掃除のおばちゃん」への2件のフィードバック

  1. お掃除の方はアフリカ系ですとフランス語でしょうか?
    3世、4世ともなれば母語はポルトガル語になるのでしょうか?
    なんでもインドと比較してはアレですが、
    やっぱりインドは世界最■と思います。

    1. サント―シーさん
      いつもコメントありがとうございます。やはりコメントいただくと励みになります。
      掃除のおばちゃんはやはりポルトガル語だと思います。日系もそうですが、3世4世で日本語話せる人はとてもまれです。
      インドは最■かもしれませんが、なぜかいまだインドのことがしきりに思い出され、これは長くいただけではないと思います。
      ある意味面白かったし、楽しんでいたのかも知れません。

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