イスタンブールー2

空港から約1時間ほどでイスタンブールの街へ。街というのはボスポラス海峡周辺の観光地のことです。朝8時ごろになってもまだ暗いのには少々意外でした。    さらに意外だったのは、寒かったことです。中東といえば暑いイメージしかないのですが、ギリシャやイタリア南部とほぼ同じ緯度にも拘わらず、早朝とはいえ東京より寒いくらいです。運転手は英語を全く分からないため、会話はあきらめて黙って連れていかれるままにしていると、あるカーペット屋の前に車を止めました。 店のなかから主人らしき人物が現われ、                 ”日本からですか?こんにちは。むこうに見えているのがブルーモスクです。案内しましょうか?” と日本語で話しかけてきました。「あー、またこれか!案内してチップをせしめて、その後店のカーペットを買え、と言ういつものパターンだろう!?」                                 ”いいえ、結構です。自分で行けますから” と断って、寒いなかをブルーモスクに一人で参りました。10分足らずで到着したのですが、どのゲートも閉まっており入れません。中は工事をしているようでもあったので、しばらく休館中か。    寒いこともあり、早々にあきらめて車のところに戻ると、カーペット屋の主人もいたので、〝閉まってたよ” というと、”朝早いからね” と一言。閉まっていると知っているなら最初からそう言えよ。案内するってのはいったいなんなんだ!  

*ブルーモスク。閉っていたのは、時間のせいか、工事中のためかはわかりません。

”近くにカフェみたいのない?” と聞くと、                                   ”どうぞ、店の中へ” と自分の店に案内しようとします。         ”いや、カーペットの店じゃなくて、温かいものなんかを食べられるカフェなんだけど”                                    ”私がお出ししますよ。どうぞこちらに座って・・・” このお誘いも気持ち悪いというか、顛末が見えているのでお断り。来るときに車中からカフェのようなものが見えた気がしたので、そちらを目指して寒さに耐えるかのように小走りで行ってみました。そこではなんとか温かい飲み物は買えたのですが、温かいであろうと思って一緒に注文したものがしっかり冷えていてがっかり。

*カーペット屋の前に止めた車。ベンツのワゴンです。右側に座っているのがカーペット屋の主人。
*近くのカフェ。メニューの写真を見てもなんだか分からなかったですが、表面が焦げて見えたので温かいものかと思いきや、良く冷えたお米のプリンでした。でも脇にあったヒーターを点けてくれたので温まることはできました。

もう空港に帰ろうかな、となかばあきらめつつ車に戻ると、運転手がカーペット屋を介して、”次どこに行きたいか”と聞いてくるので、空港の店でいくつか名前の挙がった観光地の一つ二つ言うと、”そこはまだ開いていない” ”そこは駐車場が無いので、お互いがはぐれてしまう”などと否定ばかり。「じゃ、行くところなんかないだろう。なんなんだあのセールスの案内は!?」 結局、その後ボスポラス海峡に架かる橋を徒歩で渡って、イスタンブールの雰囲気を味わって終わったのでした。これだったら4時間ほどとは言え、タクシーを借り切って観光する意味なし。空港からタクシーでボスポラス海峡を往復するのとなんら変わりないではないか。でも何事もなく、無事に帰れたので良しとするべきか。            残念ながら、あこがれていたイスタンブールの印象はいい加減なツアー会社のお陰でかなり低下してしまったのでした。

*Galata橋から釣り糸を垂れる人たち。小鯵がいっぱい釣れていました。月曜日だというのに、仕事がないのだろうか?それともこれから?奥に見えるやや高い建物がGalata塔で名所の一つです。

*橋の下にはちゃんと魚屋も。

「イスタンブールー2」への1件のフィードバック

  1. トルコ人も大概ですねぇ・・・。
    インド人みたいですね。インドで慣れているとは言え、
    ガッカリもいいとこでしたね。

    そうすると私のエスコートは完璧ですね。
    見事なほどに無駄な時間もなく、無駄な労力も、無駄なお金も使わせない、
    かゆい所に手が届く至れり尽くせり大満足、お値段以上の満足ですよ。
    と自画自賛です。(爆)

    今週は事件がありましたので、まとめたらブログでも報告します。

サントーシー へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です