サン・セバスチャンでの海釣り

サンパウロからリオ・デ・ジャネイロ方面に車で2-3時間ほど行ったところに、サン・セバスチャンという港があります。港と言っても、ただ桟橋があるだけで、建物もないし、トイレもありません。1-2㎞離れた対岸には、イラベリャ島という、Googleマップでみると宮古島や石垣島よりやや大きいぐらいに見える島があり、その島との間が”漁場”となっています。船酔いが心配されたものの、行けるときに行っておこうと、今回初めてブラジルでの海釣り体験となりました。

荷物が多いので12人は楽に乗れる小型バスをチャーター。参加者は6人でしたので車内はゆったり。これから始まる釣りの話題も盛り上がります。その日の本命はイカ。明るいうちは餌釣りで普通の魚を狙い、本命のイカは夜釣りとなります。

 

*当日借りた釣り船。後ろに見えるのがイリャベラ島です。

”前座”と言ったところの餌釣りですが、カワハギが多くかかりました。ほかには太刀魚やフグ、その他名前の分からない雑魚など、初心者の私でも結構釣れました。 しかし、船に乗ってから食べたランチ(自分で用意したおにぎり)がいけなかったのか、船酔いの薬を飲んだにも拘わらず、しばらくしてから“撒き餌”をしてしまう事態に。通常一旦こうなると気持ち悪い状況がずっと続くのですが、その後は結構回復し、夕方には幹事のIさんが用意してくれた、シュハスコ(焼肉)やビール、そうめんをおいしくいただけたのでした。船にはちゃんと焼肉ができる道具が供えられられており、現地人の船頭さんが焼いて配ってくれました。なぜかそうめんがメチャおいしかったです。

*そうめんがおいしかった。上部の船首右側に載っている蓋が開いたバケツのようなものがシュハスコ(焼肉)を作るコンロ。炭を持ち込んて焼きます。
*大型の太刀魚。この参加者は太刀魚を狙って見事釣り上げましたので立派です。ただ太刀魚はイカを食べるので、太刀魚のいるところイカはいないと言われています。

さて日も沈み、メインイベントのイカ釣りの開始。イカの場合は餌釣りではありません。小さなエビのように見える疑似餌の先に針が数本”V字状状”に付いており、それを捕まえようとイカが足をつかって包み込んだところを、ひっかけて上げるといった感覚です。しばらくすると待望のイカがかかったものの、その後はサッパリ。 なんと6時間も頑張ったのに、そのイカが最初で最後でした。イカがいなかったのか?というと、なかには30匹も釣った人もいたのですから、そんなことは無かったと思います。使っている道具、疑似餌なども同じように見えましたし、船のなかでは場所は違えど、広い海からみれば同じ一点のはず。私のようにほとんど釣れなかった人もいたし、30匹の人も居たということは、腕の違いということでしょうか。

*集魚灯に集まった小魚。

翌日日曜日の朝5:30ごろになると夜が明けてきて、イカ釣りもそれまで。全員道具を撤収し、赤い太陽が東の海から上りつつあるなか、良く冷えたスイカを食べながらのサン・セバスチャン港への帰途は、戦いを終えて帰還するかのような安堵感が漂うのでした。私のように”敗戦”した者にとっては、そこにちょっぴりさみしさが加わりますが。             

*近くを通る大型のクルーザー。金持ちはどこにもおります。
*釣れたイカとカワハギの皮をむいたところ。刺身としていただきました。どちらも美味です。高いイカ刺しですが。

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