テニスシューズを買うにも一苦労

前任者のM氏のお陰で、サンパウロでのM氏の知り合いも”引き継ぐ”ことができました。M氏は、休日はテニスにいそしんでいたようで、日本人のテニスサークル(現地の日本人=永住者も含む)に後任者としてそのまま仲間に入れてもらうことに。早速メンバーの一人からメールをいただき、”今週末参加されますか?” と聞かれたので、      ”参加はしたいのですが、ラケットも無いし、、、” と言うと、          ”私使ってないのが一本ありますから、よかったらどうぞ” と親切なご提案。     ”では、お言葉に甘えて” ということで早速参加することになりました。でも、テニスシューズもありません。なんでもあるサンパウロ、どこでも買えるだろう、と翌日会社の帰りにでも買おうと気軽に考えておりました。                   ところが、いざ通りすがりの靴屋に寄ってみたのですが、まったく言葉が通じません。 ”だから、テニス用シューズですよ” とアクションも交えて説明しながら、ショーウインドーに置いてあるそれらしき靴を指して、”あれはテニスシューズではないのか?” と聞いても、なんかプロトガル語で言いながら首を横に振るばかりです。         結局、どうもテニスシューズは置いてないらしい、と理解してその店は退散。 

翌日会社にて、顛末を話すと、”ブラジルではカジュアルシューズのことをテニスというんですよ。だから「テニスシューズ」といったら「シューズシューズ」と言っているようなものですから「テニスをするためのシューズ=Tennis para jogar tennis」 と言わなければ正確には通じないですね。きっとその店の人は分かったと思いますけど、テニスシューズは置いてなかったんでしょう”                      はあ!?・・・テニスとはブラジルではカジュアルシューズの意味ですか? きっと店の人も一生懸命説明してくれたのだろうと思いますが、私もポルトガル語はサッパリなので、当たり前ですが言葉が全く通じないというのは不便なものです。

そして翌日、テニスシューズを売っていそうな店にを教えてもらってめでたくアシックスのシューズを買うことができました。もっともどうせ”草”テニスですから、ちゃんとしたテニスシューズで無くてもいいんですけどね。

そして帰宅途中、自分のアパートに差し掛かったあたりで、前から歩いてきた日本人らしき人から                                    ” XX=私の名前 さんですか?” と私に話しかけるではないですか!?       一瞬なにが起こったのか理解できず、少々の間をおいてから、            ”えー!な、なんで知ってるんですか?”                      ”あ、やっぱり。Mさんから写真を見せてもらっていたので。私は〇川と言います”   ”そうでしたか”                                 ”私の家もすぐそこなんですよ。歩いて一分。今週のテニス参加されますよね?”    ”はい、そのつもりです。よろしくお願いします”                  ”じゃ、日曜日の10:50分に私のアパートの入り口で待ち合わせましょう。シルバーのカローラに乗って出てきますから”                         右も左も分からない地球の反対側でいきなり自分の名前を呼ばれるとは夢にも思いませんでした。

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