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朝ドラ あの子役は上手すぎ

Come Come Everybody見てますか?                      話はあっという間に最初のヒロイン、雉真安子(上白石萌音)の孫の話になっております。必ずしも毎回見ているわけではなく、安子が娘のるい(深津絵里)を置いてアメリカに行ってしまった場面を見逃してしまいちょっともやもやしてもいるのですが、それはともかく孫の大月ひなた役をやっている子役はうますぎて感心させられます。                                     かわいいだけでなく、表情豊か、場面によって実に自然に適切に表現できるのは天才としか言いようがありません。

いったいあの子は誰なんだろうと検索してみると、2010年生まれの新津ちせという子だそうです。父親は、”君の名は”で有名なアニメ監督の新海誠(本名新津誠)、母は女優の三坂千絵子。私は三坂千絵子という女優は知らないけれど、いわゆるサラブレッドなんでしょうね。 2歳のとき母親の勧めで劇団ひまわりに入団し、その後新海誠の娘ということを隠してオーディションに合格して役者としてデビューしたとか。現在12歳。小学生6年といえば、大人が思うよりもずっと世の中の事を理解しているということはあるとは思いますが、それにしてもあの演技と思わせない演技はすごいと思います。                    そういえば記録的大ヒットした朝ドラの”おしん”。子供時代のおしん役をやった小林綾子もすごかったけど、彼女もあのころ12歳ぐらいだったかもしれません。12歳の子供恐るべし。男の子よりやや早熟と言われる女の子だからということもあるのだろうか。  

新津ちせさん(ちゃん)は今年の紅白にも出たとか。               彼女の”特技”をみてみると、英語、クラシックバレー、日本舞踊、ピアノ、漢検5級、書道三段とあります。書道の場合、国家試験というわけではないので、流派によって昇格のペースとか基準は異なると思われますが、三段といったら始めてから少なくとも5-6年はかかります。字を書くようになるのは早くて4-5歳だろうから、もうその時から書道を始めていたことになります。その他の特技もどの程度かはなんともわかりませんが、書道と同じようにハイレベルとすれば驚くべき能力です。勉強もして、習い事も人一倍やって、しかも子役の”仕事”までして。もっともいつかも書いたように、出来る人は何をやっても出来る。不公平にも天は人に二物をそれ以上をも与え給いましたのも間違いありませんが。

*カムカムエイブリバディーの一場面。残念なことにこの新津ちせちゃんはまもなく後任の川栄李奈さんに交代してしまうようです。

ラーメン Misoya

これまでもSPのラーメン屋はいくつか紹介してきましたが、最近また評判のラーメン屋が出来たようなので行ってみました。                      名前は”Misoya”という味噌ラーメン専門店です。場所はメトロのコンソラソン(Consolacao)という駅の近くで、最寄の駅から2駅ほど行ったところです。夏だと歩いて行くにはちょっと辛い距離です。

席に着くと、「初めてでらっしゃいますか?」と聞くので、           「うん、そうね。ここで一番人気はなんですか?」                「そうですね、一番出るのは北海道味噌ラーメンでしょうか。やや濃いめかも知れません。後は信州みそラーメンとか東京味噌ラーメンが良く出ます」          北海道味噌とか東京味噌なんて聞いたことはないけどあるんでしょうね。でも北海道の味噌ラーメンは定評があります。                       「それじゃ、北海道味噌ラーメンお願いします」お値段は54.8レアル(約1,100円)。

*北海道味噌野菜ラーメン。いくら北海道でもポテトフライをトッピングとするのはいかがなものでしょうか。手前のミンチカツのようなものはひき肉のそぼろみたいなもので、チャーシューの代わりです。

まずは一口スープをすすると、確かにしょっぱい。濃いめかも、とは言われましたこれはちょっと濃過ぎでは?私自身は濃いめの方が好みと自認しておりますが、これはちょっと・・・よほど店員にクレームというか感想を言おうかと思いましたが、ブラジルでは濃いめの味が一般的だし、大きなお世話かと思い遠慮しました。通常はラーメンのスープもほぼ飲んでしまうのですが、さすがにこれは半分も飲めず。         麺は北海道ラーメンらしい太目の麺で腰もあり問題ないと思います。

実はこのMisoya、時々ランチをするLさんと行ってみる予定でした。でもそのランチが延期になって、たまたまMisoyaの近くに行く機会があったので一人で寄ってみたのですが、後日Lさんと話してみるとLさんも”下見”のつもりで行ってみたそうな。Lさんの感想は、”高い”とのこと。                          「あの値段では地元の客は入らないのでは?」                     確かにラーメンあすかなどは30レアルぐらいで食べられるので、ラーメンごときにその2倍も払う地元民はいないのでは、との事でした。

*味噌ラーメンの他には餃子、チャーハン、唐揚げなどがあります。チャーシュー麺が64.9レアル(約1,300円)は確かにちょっと高いか。
*昼時なのに、客はあまり入っていません。場所もそれほど便利でもないし、日系人のみであればちょっと苦しいかも。天井に”味噌は日本人の宝物”とあります。それには同意しますが。

運転免許取得へ

前任者が車を運転していなかったせいか、ブラジルでは運転しないもの、という固定観念みたいなものがあって、ブラジルに来てから2年3か月もの間車無しでやってきました。ですが、車無しでは何かと不便であることは疑いありません。         周りを見渡してみると車を運転しないのは私だけと言っても大袈裟ではありません。 会社によっては2台用意していることろさえあります。それは”ホジージョ”と言って車のナンバーによって運転できない日があるため、そのような事(車が無くて会社に来れない等)を避けるためです。そんな日はタクシーか電車で通勤すればいいではないかと思いますが、公共交通機関の利用は危険である、というのもたしかにあります。私はこれまで公共交通機関で危ない目に会ったことはありませんが。                                                        私もこの先そう長いわけでもないだろうし、このまま車無しで我慢しようかとも思いましたが、たとえ仮にあと一年であったとしても、車無しはやはりちょっと辛いと思いなおし、日本の本社及び米国法人(本社と米国法人が親会社)に相談、というか車の運転を認めてくれるよう訴えました。                           すると、本社側としては「特に地域によって車の運転を制限しているところはありません。現地の責任者が問題無しと判断されればそれでいいですよ。米国法人にも相談してみてください」とのこと。現地責任者とは私のことではないか。          赴任当初は米国法人から「必要なタクシー代は支給するので、安全のため自分で運転するのは遠慮して欲しい」と言うので素直に従っていたのですが、米国法人は”車に乗っていた方が犯罪に会いやすい”と考えていたことが分かりました。昔のブラジルでは車に乗っている事自体が”金持ち”を表していたので、襲われやすいということもあったようですが、今はむしろ逆で強盗などに会う日系人のほとんどは夜歩いていて被害にあっています。上記のように車を2台用意している会社がある、というのもそういう背景からです。                                   米国法人も本社の意向(現地責任者の判断による)と、今のブラジルでは車の方がむしろ安全という状況を話すと、意外にあっさり運転することに同意してくれました。                                    というわけで、今更ですがこれから運転免許証取得です。 

ブラジルでは日本の運転免許が書き換えできません。国際免許も対象外です。よって、ゼロからというほどではないけれど、運転免許取得のための試験を受けなければなりません。運転免許を取得しようなどと言う人はブラジルに来たばかりの人が多いのでポル語ができない人がほとんどです。それではとても試験など受かりそうにないですが、そこはうまく助けてくれる人とか業者があるのです。                     Mr. Aibaという、日本人駐在員では良く知られたいわば”免許取得請負人”がいて、およそ3,000レアル(約6万円)ぐらい払うと、取得申請から最後の実地試験までたとえポル語が出来まいと、あるいはマニュアル車の運転経験がなかろうと比較的簡単に試験が通るまでアレンジしてくれるという事です。                     日本の免許を持っていれば筆記試験は免除のようですが、実地試験はマニュアルシフトで、しかも右側通行なので、ある程度慣れていないと落ちる人も結構いるとか。Aさんは試験官などといわゆる”ズブズブ”の関係になっていて、多少心元なくても手心を加えて通してくれるというわけです。                              Aさんは今や高齢になってしまい、もう新規の受付はしていないという噂もありましたが、ダメ元で電話してみると、                        「いいですよ。じゃ、日本の免許と外国人登録証と住所を証明するもの送ってください」まずはWhatsAppで写真を送ると、数日してから            「”Poupa Tempo”(免許に限らず書類の発行等を一手にやっている機関)と2月9日8:15にアポが取れたので、2月9日に書類の原本を持って一緒に行ってください。当日は7時15分に迎えに行きます」という指示が来ました。

*Poupa tempoからのアポの通知

茶房”未来”-2

塚本恭子。なんか聞いたことあるような名前です。                 確か2年ほど前、まだコロナが流行りだす前に”酔陽会”という飲み会の集まり(実際には飲み会、魚釣り、ゴルフ、ラジコン飛行機などなんでもやっているSP日系人の集まり)での食事会での料理人が同じ名前だったような。そして彼女は昔映画俳優だったと聞いたような気がします。                            早速サイトで”塚本恭子”と入れると出てくる出てくる。確かに若いころは女優で、1980年、日系3世ブラジル人ヤマザキ チズカ監督の”ガイジン‐自由への道”という映画に主演し、カンヌ国際映画祭で特別賞を受賞しています。その他2-3本の映画にも出演しているようです。”ガイジン”の主演を決める最終選考では樋口可南子と争ったそうですから、一流の女優だったと言ってもいいのかも知れません。                しかしその後思うところあって女優を辞め、日本にいるブラジル人出稼ぎ労働者の支援活動をしたり、SPで”未来塾”を創設し、ブラジルの駐在員の家族(子供たち)に日本やブラジルの文化を教えたり、最近ではブラジル人向けの日本語教室を開いたりしているようです。茶房”未来”もそこから来ているのでしょう。             一方料理人としても有名で、冒頭に書いたように2年ほど前に彼女の手料理を10人ぐらいのグループで楽しんだわけです。                       こんな多才というか多芸の塚本さん、サラリ―マンとは無縁の感がありますが、一時はカンピーナス(SPから200㎞ほど北の町)にある東山農場(トウザン農場)というところで働いていたこともあるそうです。この東山農場は、100年以上も昔、三菱の岩崎弥太郎の息子久弥が始めた農場で、いまでは日本酒の東麒麟(私は大変お世話になっています)や、みそ、しょうゆ、みりんなども生産しています。この東山農場についてはまた触れる機会もあるかと思います。

*”ガイジンの1シーン。もちろん右側が塚本恭子さん。約40年前ですけど。
*これも映画のシーンのようですが、着ているものから察するに、現在に近い場面かと思われます。

映画”ガイジン‐自由への道”は、日系ブラジル移民を描いた映画なのですが、Youtubeで見れるだろうかと探してみるとすぐにみつかりました。しかし、冒頭は日本語が流れてきて、若いころの塚本恭子さんも見ることもできるのですが、5分もするとポル語中心になってしまい、わけがわかりません。残念。次に塚本さんに日本語の字幕入りのものが無いか聞いてみよう。

さて、塚本さんにもらったメールアドレスに連絡すると、すぐに注文書が送られてきて、食パン、ヨーグルト、うどんなどを発注。金曜日の午後受け取りに行ったのですが、ついでに店にあったメンチカツとヒレカツ(それぞれ12レアル/100g)も一緒に買って、全部で89レアル(約1,800円)。食パンが一斤(10枚)24レアル(480円)、うどんが6玉で20レアル(400円)。ブラジルでは高めだけどまあ日本並みか。どれも防腐剤など一切使わない安全食品だそうです。

尚この茶房”未来”は、夜になるとBarにもなって、単身赴任者が集まって”ぼっち会”なる飲み仲間を作っているとか。ぼっち会とは一人ぼっちのぼっちです。確かにこのあたり(Paraiso地区)は日本人駐在員が多く、この店を教えてくれたH氏なども常連だそうです。私も”ぼっち”なので参加資格ありですが、アパートから歩いて20分ぐらいかかるので、熱い夏はちょっと辛いし、良い地区(お金持ちや日本人駐在員が多い)ではあるのですが、それだけに夜20分も一人で歩くのは極めて危険と思われますので、夜は遠慮しておこう。

茶房”未来”

知り合いのH氏から、未来という名の喫茶店を教えてもらいました。喫茶店ではあるけれど、自家製のパンやヨーグルト、総菜なども売っていて評判が良いとか。     早速サイトを調べてみると、ランチなんかもやっているようだったので、さっそく散歩がてらランチでも食べてみるつもりで行ってみました。                   店にはブラジル人と思われる女性が一人だけいたので、             「ランチOK?」と聞いても困ったような顔をしてなんか言っています。日本語でも言ってみるのですが、会話は成立しません。”未来”とう名前なんだから日本人の一人ぐらいいてもいいだろうと考えていると、彼女は「ちょっと待っててて。日本語分かる人連れて来るから」と言うような素ぶりを見せて店を出て行ってしまいました。                                     1-2分待つとどこからか日本人のおばちゃんが来てくれたので、         「ランチしたいんですけど」というと、                    「すみません、今ランチやってないんですよ」                 「えっ、そうなんですか。サイトを見たらお弁当のようなメニューがいっぱいありましたけど」                                  「そうですか。今は作る人がいなくなっちゃって、すみません」じゃ、しょうがない。どこか別のところで昼飯にするか、と思いつつもこの近辺に知っている店もないし、どうしようかと迷っていると、ショウケースの中にはサンドイッチが置いてありました。「じゃ、このサンドイッチをここで食べてもいいですか?」と聞くと       「もちろん。どうぞどうぞ。コーヒーサービスしますよ」             「いや、私基本的にはコーヒー飲まないので、お茶でお願いできますか?」と妙な取り合わせのランチに。

*茶房未来の店内。カウンター席しかありません。総菜などの商品は店の奥(この写真の撮影者のあたり)にあります。

そのサンドイッチの中身はハムとか茹で卵とか定番のものなんですが、パンそのものが実にしっとりとした、ブラジルではお目にかかれない食パンです。        「このパンおいしいですね。日本のおいしい食パンと遜色ないですよ」      「ありがとうございます。実はこれ80歳にもなる台湾人のおばあさんが作っているんです。彼女は元々日本でパン屋をやっていたのですが、作り方が特別で彼女しか作れないんですよ」                                 「そうなんですか。80歳のおばあさんがね。でもこれなら家からちょっと遠いけど買いに来たいですね」なんて話をしながら、紹介してくれたH氏の話などもしていると、店の裏側あたりから食パン一斤を持ってきてくれて、               「あの、これちょっと焼き過ぎて商品にならないので、よかったらどうぞ。お近づきの印に」「え、いいんですか?でもどこが焼き過ぎなんですか?私はむしろこんがり焼けた”耳”の方が香ばしくて好きなんですけどね。サンドイッチもこんなきれいに耳を取り落としたものより耳付きの方おいしいと思いますけど」             「そう言ってもらえると嬉しいです。ほんと耳おいしいですよね」なんて適当に調子を合わせてくれているような気がしないでもなし。                            「私は主に総菜や和菓子を作ってるんです。トンカツとかコロッケとか饅頭、おはぎとか。基本的には毎週月曜日に注文していただいて、その週の木、金、土に引き取りに来てもらっています。ではこのメールアドレスにメールしていただければ、注文票を送りますのでよろしくお願いします」

*これで焼き過ぎで商品にならないとは、良くわかりません。私は一番端の茶色の一切れなんか好きですけどね、香ばしくて歯ごたえもあって。
*茶房未来のオーナー、塚本恭子さんのメールアドレスカード。

エレベーターの故障で部屋に入れず

先日外出先から帰ると、エレベーターの入り口に”修理点検中”の案内板が置いてあったので、良くある定期点検中で少し待てば使えるようになるだろうと、しばらく前で待っていました。10分ほどすると、鍵の束を持った男が現れて、何やら言っています。 どうやら”このエレベーターはしばらく使えないので、もう一つのを使ってくれ”と言っているようです。普段使う事はないけど、もう一基勝手口用(荷物や掃除人などの)エレベーターがあったことを思い出しました。

*英語で、”MAINTENANCE SERVICE” とあったので、しばらくすれば動き出すと思ったのですが・・・

”OK、OK”と理解した旨を伝え、勝手口用のエレベーターで自分の部屋がある15階に。途中、”ひょっとしたら鍵が違うかも”という不安がよぎりましたが、鍵は一個しか持っていないので考えても仕方ありません。共通の鍵であることを祈るのみです。        果たして、勝手口の鍵は別でした。じゃ、表のエレベータの点検修理が終わるのを待つしかないか、とまたエレベーターの前でしばらく待っていると、また同じ男が現れてなにやら言っています。私が理解できないという表情をすると、”ついてこい”と勝手口用エレベーターで12階まで連れてきました。                    そこには中国人風のアジア人とオートバイ用ヘルメットを持った男がいたのですが、そのアジア人は日本人で、                           「エレベーターは明日まで動かないようです。私もちょっと買い物に行った間に締め出されてしまい、どうしようもないので持っていた携帯で“鍵屋=鍵を開けてくれる業者”を探して、来てもらったんですよ。150レアル(3,000円)でやってくれますがどうしますか?」                                「そうなんですか。でもこれはエレベーターの故障だからビルの責任なのに、住民が150レアル払って鍵を開けてもらうってのは納得がいかないですね」                    「確かにそうなんですが、ブラジルでは勝手口の鍵も持ち歩くのは常識だそうです。 私は12階に住んでいるんですが、今開けてもらったところです。どうしますか?」 「そりゃもう入れなければ、ホテルを探すしかないですから、150レアルで開けてもらえるなら頼むしかないですね」                        「現金がなければPIXでもいいそうです」                    家に入れば、150レアルくらいあるかもですが、PIXを使えるようにしておいて良かった!

早速15階に移って鍵開けの作業に入ってもらったのですが、ドライバーのような針金のようなものを鍵穴に入れて上下にカチャカチャこまめに動かしはじめました。こんなことで開くのだろうか?先ほどの12階の日本人も、開くまでに10分かかったと言っていましたが、15分以上かかってもまだ開きません。開かなければ150レアル支払わないだけのことだけど、ホテルに泊まるのは高いし面倒。何とか開けてくれると信じつつ、待つこと20分ほど。なんと開いたではないですか。あんなことをやって、頑丈な鉄の板が横に大きくスライドする構造の鍵が開くのだろうか!?でも目の前にはシリンダーを壊すことなく開いたドアが見えます。助かった!                   鍵屋さんも相当てこずったようで、うっすら汗もかいています。鍵屋さんありがとう。そして12階の日本人(名前も聞き忘れました)の方ありがとう。もしこの日本人と会う事ができなかったら、私はその日部屋に入れなかったでしょう。

*勝手口のドアの鍵をこじ開けようとする業者。小道具を使って、20分以上かかりましたが、簡単に開くようでも困りますね。

それにしても、日本だったらエレベーターの故障は無いとは言わないけれど、即刻直してくれると思われます。仮に深夜であっても。ブラジルの基準では、翌日の修理ならまあまあ良いほうなのかも。                           この日以来外出時には2つの鍵を持ち歩くようにしております。ブラジルでは常識なのかも知れないけど、これまで誰もそんなこと教えてくれなかったな・・・        尚階段もあるのですが、階段は裏口=勝手口のみに通じていて、表の入り口にはエレベーターでしか行けないという、考えてみれば裏口重視のちょっと変な構造です。

腎臓結石で地獄の苦しみ-その2

尿検査の結果からは、微粒子状の結石も存在していたようですが、それはほとんど誰にもあるようなもの。最終的にはX線CT(トモグラフィー)での確認が必要ということで、トモグラフィー検査室へ。 X線CTはSIMENS製のもので、撮影者が部屋から出てからは、なんと日本語での案内が流れてきました。それはロボットがしゃべるような発音で             「息を吸って、止めてください」                       「はい、楽にしてください」といった、バリウムを飲んでレントゲン写真を撮る時と同じです。きっとトモグラフィーの中に既に各国の言語で案内されるようにプログラムされているのでしょう。                                 撮影事態は15分ほどで終わり、1時間後に写真を見ながら別の医師からの説明がありました。                                   「尿管の出口近くに4㎜の結石が認められます。でももう膀胱に入る直前なので、尿とともに自然と流れるでしょう。もう痛くもないでしょうし、何もする必要はありません」                                    「そうですか。それは良かった。入院して手術で取り除くなんて事になったらどうしようかと思ってました」                                  「6㎜以上なら手術が必要になりますが、4㎜だったら自然に流れてくれるでしょう」  「では痛み止めの薬と尿道から結石が出やすくする薬(筋肉弛緩剤)を出しますので、飲んでください。水分を多く取った方がいいです」                私の大好きなビールも水分には違いないのですが、プリン体を含むので飲まない方が良いそうです。でも飲むけどね。のど元過ぎたし。                 仮に10年に一度罹るかかからないだろう腎臓結石を恐れて、ビールを辞めるぐらいなら、10年に一回数時間の痛みを我慢する方を選びます。というか、もう経験したので同じ症状が来たなら、それに備えて鎮痛剤を用意しておけば済むことなのではないだろうか。                                                               それにしてもあの痛さはなんだったのか。悪夢としか言いようがありません。尿管結石の痛さは”痛みの王様”(King of Pain)と呼ばれていて、失神してしまう人もいるとか。女性の出産時の痛みも相当らしいですが、それを経験できない男にとってはそれに匹敵する、あるいはそれ以上の痛さというわけです。(もちろん比較はできませんが)

*写真はPHILIPSのX線CTですが、SIEMENSのもほとんど同じです。
*私の腹部の断層写真。15分ほどの間に100枚ぐらい撮ったと思われますが、プロとはいえよくも4㎜程度の”石”を発見できるものと感心します。背骨の左上の小さな白い粒が結石と説明されたと思います。

家に帰って薬を飲んでからは、尿道よりいつ出て来るかと気を付けていると、夜9時頃寝る前のトイレで、コロッとした個体が尿道を通過するものを感じました。便器の中に流れてしまいましたので、結石そのものは確認できませんでしたが、とうとう体外に出てしまったようです。ようやく長い一日が終わりました。

ところで、もし一日ズレていればO氏は旅行に行っており、SPには居なかったそうです。仮にそうだったとしても、他の誰かが助けてくれたかも知れませんが、海外での一人暮らしでは、何かあった時の備えは考えておかなければならないと改めて思った次第です。

腎臓結石で地獄の苦しみ-その1

それは歳の瀬も迫った火曜日の早朝3時頃。トイレに起きてから水を飲んでしばらくすると、下腹部が急に痛みだしました。”なにか悪いものでも食べたか?”と自問するも心当たりは無く、今飲んだ水が原因か?でもそのペットボトルはもう空に近く、これまで飲んだ水でなんともなかったのだからこれも原因では無さそう。          まあ、しばらく我慢すれば良くなるだろうと楽観視してまたそのまま寝ようとしたのですが、痛みは増すばかり。                           痛いところを良く探ってみると、やや背中左側の腰の上あたりで、胃腸部分とはちょっと違うようです。もう既にこの時自分なりに”これが噂の腎臓結石というやつかも”と疑い始めたのですが、経験があるわけでもなし、”あるいは盲腸か”とも考えました。  盲腸も経験ないけど、散らしたらマズイということは聞いていたので、早く手術する必要があるだろうなとは思いつつ、でもまだ朝の3時半ごろ、深夜と言っても良い時間です。誰かに連絡するのも憚られ、でも痛みは増すばかり。あまりの痛さに吐き気を催し、吐こうとするのですが、そんな時間に胃袋には何もなく、わずかの胃液を排出するばかり。顔からは油汗が流れ、震えも襲ってきて止まらなくなってきました。    動けないわけではないので、寝返りをうったりうつ伏せになってみたり、少しでも痛くない方法をないかと試してみるのですが、一向に収まりません。そうこうしているうちに我慢も限界にきて、救急車を呼ぼうかと思いましたが、方法もわからず、そもそもポル語ができなければ状況の説明も出来ません。                  もうその頃は5:30ぐらいだったでしょうか、申し訳ないと思いつつも会社で日本語ができるO氏のところにSOSの電話しました。幸運にもO氏は家に居てくれたのですが、痛みのために息も絶え絶えで、”とにかく来てくれ。そして病院に連れてって欲しい”とだけ言うのが精いっぱいでした。

病院はOZWALDO CRUZというドイツ系の評判の良い病院でしたが、そこまでたどり着くまでの時間の長かったこと。そして救急入口に到着しても、病院のスタッフはのんびりしたもので、車いすを用意してくれたものの、私を押しながら鼻歌なんか歌っています。私は痛くて痛くて震えているのに。しかも急いで連れて行くわけでもなく、病院内をゆっくりゆっくり歩いています。「おいおい、走ってでも行って、早く処置してくれよ」と心なかで叫んでいたのですが、私の外見は血が流れているわけでもなく、ほとんど普通の状態に見えたかも知れません。

若い女性の医師が診てくれて、症状を説明すると、定番の血圧と脈を診て、血液検査をし、鎮痛剤を売ってくれたのですが、それがなかなか効かなくて、注入から15分ぐらいかかってようやく少し楽になりました。その後しばらく寝てしまったようです。   結論的には腎臓結石が原因だったのですが、病院でももうその時は腎臓結石と見通しを立てていたのだと思います。その先生は、盲腸の場合は右側の下腹部が痛くなると教えてくれました。                                   その後尿検査とトモグラフィー(断層写真)を撮る予定とのことで、その頃はもう10:30ぐらいだったと思います。鎮痛剤は2時間ぐらいで切れるとのことで、もうとっくに切れている時間のはずなのに痛くなってきません。それどころか、もういつも通りの体に戻ったかのようです。

PIX

PIXとは画像解像度などを表すピクセルではありません。             ブラジルの金融当局によって作成され、管理される即時支払いプラットフォームで、2020年11月からブラジルで稼働しています。私も昨日まで知りませんでした。

ゴルフ一人合宿の最後の25日(土曜日)はクリスマスでほぼすべての店が休みということもあり同じ8時の会のS氏も宿泊。帰ろうか、泊まろうかと迷っていたN氏も巻き込んで、本当に合宿となりました。PLゴルフのレストラン”愛”は午後7:30まで営業という、従業員にしてみれば”ブラック企業”と言えなくもない、だけどメンバーにしてみれば誠にありがたい運営。(平日は午後3時で閉店)                5:30分ぐらいから飲み始めて、そのうち暗くなるだろうから降るような星空を眺めながら食事をしようかなんて、これ以上の贅沢はあるだろうかと思えるほどのシチュエーション。でも残念ながら途中から曇ってきて星空を眺めながらというわけには行かなかったですが、実に気持ちの良い楽しいひと時となりました。調子に乗ってカイピリーニャ(サトウキビを原料に作られた蒸留酒=カシャーサのカクテル)を少々飲み過ぎて、足がふらつきましたが、そこは歩いて1分でベッドにたどり着けますので問題なし。  

*レストラン愛にはこんメニューもあったのかと思わせるものがいっぱい。ポテトサラダ、豚肉のから揚げ、ギョーザ、ソーセージと玉ねぎの炒め物(ブラジルの定番おつまみ)等。どれもクオリティー高し。手前のレモン入りのグラスがカイピリーニャ。

その夜の合計額は3人でR$420(8,400円)。私はその日現金をほとんど持っておらず、S氏がまとめて払って後からS氏に現金で返すか、S氏の銀行口座に振り込むことにしたのですが、N氏はその場でPIXでS氏への送金を済またようです。私はその頃酩酊気味で良く覚えていないのですが、PIXを知らなかったので、”電子決済はどうも気が進まない”とかごまかして、後から銀行振り込みしますとか言っていたとか。

翌日の朝、再度S氏に金額を確かめたのですが再度PIXの便利さを教えられたのですが、近くでこのやり取りを聞いていた他のメンバーからも”PIXも知らないのか”的な雰囲気が背中に感じられ、それならばと翌日屈辱をバネに私の使っている銀行のアプリから、ポル語と格闘しながら、なんとか導入してみたのでした。(言葉が分かればすごく簡単です)                                    早速S氏に送金の為の情報(CPF=納税者番号)を聞いて、金額を入れて送金ボタンをタッチ。ほぼリアルタイムに送金完了。これは便利です。たぶん相手の携帯番号やEメールアドレスを入れることでも送金できると思われます。               これまで振り込みにはインターネットバンキングで不自由はなかったので、それ以外の方法など考えもしなかったのですが、インターネットバンキングよりははるかに簡単。しかもリアルタイムで終了します。                          ブラジル政府はPIXの普及を強く進めているようで、近い将来は紙幣を無くしてゆく計画とか。間違いなく日本よりは進んでいます。というか単に日本が遅れてしまったのだろうか。あるいは強盗事件が頻発するブラジルでは、現金を無くす必要に迫られてのことなのか。以下は携帯のPIX画面のスクリーンショットです。

*携帯のPIXの画面。今回はCPF番号で送金しましたが、携帯番号とかEメールアドレスを入れることでも出来ると思います。

ゴルフ一人合宿

ブラジルはクリスマス休暇に入り、これから新年まで長期のお休みに入ります。   どこかに観光に行くのもいいのですが、この時期は混むだろうし、値段も高いだろうしで、”ゴルフ一人合宿”をすることにしました。                  ホームコースであるPLゴルフクラブには、Lodgeと呼ばれる宿泊施設があり、そこに泊まり込んで精進しようというわけです。全部で4部屋あるのですが、一泊なんと60レアル(約1,200円)。しかも朝ごはん付。私は車も無いし、SPからの往復(片道約1時間ほどかかる)を考えたら泊まり込んでのゴルフはかなり合理的と思えます。一緒にプレーするメンバーには不足しませんし、場合によっては一人ゴルフもまた良いもんです。 ちなみにメンバーである以上、いくらプレーしようとも料金は同じ(月会費のみ)です。メンバーなのにその都度プレーフィー(グリーンフィー)を取るのは、私の知る限り日本だけではないでしょうか。

*Lodgeの外観。4部屋のみですが、平日はほとんど空いています。
*Lodgeというにふさわしいシンプルな部屋。電子レンジがあれば最高なんですが。でも60レアルですからね。
*鮭おにぎりと味噌汁の朝ごはん。茹で卵とヤクルトはオプションです。ハムとチーズのサンドイッチとオレンジジュースのメニューもあります。

Lodgeの設備は、ベッドが2つ、冷蔵庫、TV、シャワー、湯沸かし器ぐらいのシンプルなものですが、寝泊まりには問題ありません。もちろんWiFiも使えます。問題は夜の食事。朝ごはんは付いているけど、夜をどうするか。(昼はゴルフ場で適当に食べられます)部屋で料理が出来る設備はないし、電子レンジもなし。またこのPLゴルフは山の中にあって、歩いて行けるところに店やレストランなどありません。         よってクラブのレストランを利用するしかないのですが、平日は午後3時に閉まってしまいます。(週末は午後7:30まで)よって3時までにレストランのメニューを注文しておいて、夜それを食べるということになります。                              その日注文したのはとんかつ定食。カツ丼とかカレーなんかもあるのですが、とんかつ定食なら野菜サラダなんかも付いてくるので、栄養のバランスも良いかと。     3時に作ったものを6時ごろに食べるわけですから、当然冷めています。でもコロナで閉じ込められた日本のホテルの弁当のように冷蔵庫で冷やしたようなものではなく、まだほんのりぬくもりが残っていますので、夏でもあるし問題なし。

*とんかつ定食。カツが2段重ねのすごいボリューム。ビールとおつまみ用の漬物などは自宅から持ち込んだもの。お値段は52レアル(約1、040円)。このクラブレストランは”愛”という名前なんですが、クオリティーは高いと思います。