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台湾有事

中国の習近平国家主席の長期政権と国力(軍事力)の増大により、今や”台湾有事”は時間の問題になってきた感があります。                      ロシアのウクライナ軍事進攻同様、とても許されない行為のように思われますが、私は歴史的に見て中国の言い分、すなわち”これは内政問題である”というのももっともだと考えています。台湾が元々中国の一部であったことは誰しも認めることでしょうし、それが日清戦争後日本に取られ、その後共産党に追われた蒋介石の国民党に支配され、現在も独立国ではなく、主要国と正式な国交のない中途半端な”地域”になっています。 ちょうどマレーシアで政権闘争で敗れた一派がシンガポール島に渡ってシンガポール国を作った歴史にちょっと似ています。しかし、シンガポールは独立していますので、台湾とは違います。台湾も中国が弱小の頃独立してしまえば良かったのでしょうが、その頃は逆に”今はたまたま台湾に引いたものの、本来中国全部我々(国民党)のもの”という意識だったでしょうから、台湾独立なんて選択肢は無かったに違いありません。  それがあれよあれよという間に中国が力を付けてきて、主要国は台湾を切り捨てて、中国と正式な国交を結び、台湾は中国でもない、また独立国でもない、といったこの世に存在するような、しないような国になってしまったのです。

問題は、もし有事の際にはどのようなことになるのか?米国が助けてくれるのか?その時の日本はどうなるのか?                            バイデン大統領は「有事の際は台湾を助ける」と明言しているようですが、現実的には米国は本気で助けてくれるとは思えません。ウクライナのように武器は供与するかも知れませんが、自ら台湾を守るために戦うというのは考えにくいのではないでしょうか。そもそも世論が許さないでしょう。                       「なんで安保条約を結んでも居ない国(地域)の為に米国人が血を流さねばならないのだ」となって、台湾は自分たちだけで戦わざるを得ない。そもそも自ら中華人民共和国を正式な中国と認めているのだから、台湾を守る大義名分が立ちません。        中国も間違いなく勝てるという勝算を得てから始めるでしょうから、あっけなく台湾は統一されてしまうかも知れません。台湾が犠牲になれば(中国になれば)事は収まるので、米国が本気で助けてくれないと判明した時点で、台湾も抵抗を辞めてしまうかも知れません。台湾人の中にも中国の一部になった方がメリットが大きい人も少なからずいるでしょうし、台湾国内の世論も割れて、徹底抗戦とはなりにくいような気がします。いっそ戦わずして台湾が中国に編入というのがもっとも平和な解決法と思われます。 それは台湾政権にとっては耐え難くとも、台湾国民にとってはその方が良いかも知れません。仮に中国になったとて、死ぬよりはマシです。共産党政権に支配されるのは面白くはないでしょうが、北朝鮮と韓国の関係とは違って、経済的には現在あまり差はないのではないでしょうか? そもそもなんと言っても元は中国なんだし、中共と国民党の戦いがようやく決着したということ、すなわち国内問題ということです。      

もし仮に米国が本気で参戦するとなったら大変です。集団的自衛権により日本も参加しなければなりません。この平和な日本が戦争に参加するというのは現時点では考えにくいのですが、ありうる事態です。でもどちらも全面戦争は避けたいでしょうから可能性は高くはないとは思いますが。                                                                                     

レクサス・トヨタカップ

PLゴルフでは毎年11月にレクサス・トヨタカップというコンペを開催しており、Glory 4番のショートでホールインワンを出したならレクサスを貰えるという超豪華な賞品が提供されるプロのトーナメントのような話題の大会です。             今回の大会が何回目かは知りませんが、まだこのホールでホールインワンを出した人はいません。この日はショットガンスタートで、参加者はおよそ130人。皆目標はただ一つ。でも残念ながらこの日も該当者なし。来年に持ち越されることになりました。                               そのGlory4番ホールではわざわざレクサスが展示され、トヨタグループ社員2人も“検分”に立ち会っておられ、Tショットする人にそこはかとない高揚感とプレッシャーを与えます。展示されているNX350hというモデルは、日本円で5-600万円もするんでしょうか。販売代理店の豊田通商ブラジルでは、このために毎年かなりの”保険金”を掛けているとか。すなわち仮に該当者が出たとしても丸まるレクサスを無償提供するわけではないのですが、トヨタ側としてももうそろそろ”当たり”が出てくれて、この保険金から解放されたいとも思っているのかも知れません。ちなみに万が一2人の該当者が出た場合には2台、とはならなくてHCの少ない人とか年齢が上の方が優先され1台のみとなるそうです。

*Glory 4番ホールに展示されたレクサスNX350 h。車の右脇で車の前方向に向かってTショットします。(芝が剥げているあたり)さすがに車にボールをぶつける人はいないでしょうが、間違ってクラブが当たらないとも限らないちょっと狭いTグラウンドです。
*グリーンはやや打ち下ろしの約135ヤードほど。写真では車の左側バックミラーの端あたりにグリーンが見えます。左側と右側にバンカーがあり、その手前には池があります。
*この日の賞品です。こちらもなかなか豪華な賞品ばかりで、優勝賞品はゴルフキャリーバックです。私は残念ながら参加賞の黒い帽子をいただいただけです(写真の一番左)。この日はトヨタブラジルだけでなく、トヨタグループ各社(10社近く)がホスト役になっていただき、さすがはトヨタグループと思わせる商品群でありました。
*表彰式と懇親会風景。ほとんど駐在員と日系ブラジル人ばかりですが、ポル語と日本語両方で進行しました。女性の部もあり、女性用の賞品は一段と良かったようにも感じたのは気のせいでしょうか。

ブラジルのUFO

ブラジルにもUFOが現れました。あの日清食品のUFOです。            数か月前、日清食品ブラジルのKさんから「今度良い新製品出しますよ」とは聞いていたのですが、先日スーパーの”Made In Japan”に寄ってみるとブラジル製UFOが山積みになっておりました。お値段は7.5レアル(180円ほど)。日本から輸入したカップ焼きぞばはおおよそ23レアルほどしますので、およそ三分の一の値段です。             「これ売れてますか?」と店番をしているお嬢さんに聞くと「ええ、とっても」   それではと早速一つ買ってみました。日本のカップ焼きそばは、UFOといい、ペアングといい一平ちゃんといいなかなか傑作ぞろいと思うのですが、果たしてブラジル製のUFOやいかに?

*もちろん作り方は日本のものと同じで、お湯の入り口と出口も別にあります。でも3分から5分というのは結構幅があっていい加減というかブラジル的で面白いです。これは牛肉味ですが、野菜とカレー味のものもあります。

*量は81gとやや少なめ。ブラジル人にとってはおやつ代わりかも知れません。写真には写っていませんが、数個の小さな肉塊とほんの少しのキャベツが入っています。のりなどは付いていません。

味は悪くはないのですが、日本のUFOとはかなり違います。よって日本のUFOと同じものを期待する人にはちょっとがっかりかも。                        2-3日後日清食品ブラジルのKさんに「食べてみましたよ。あれが噂の新製品ですね。でも日本のと味が違うんだけど、どうして同じにできないの?」と聞くと、           「そりゃそうですよ。ブラジル人の口に合うように作ってますから。同じにするなら簡単ですよ。日本のをそのまま持ってくればいいんですから。」                          開発には社員のブラジル人を使っていろいろ試行錯誤して大変なんだそうです。当たり前ですが。 

カップヌードルもかなり普及していて、日本にはない味がいっぱいあります。    ブラジルでもSea Food味などもありますが、やはり日本のとは違います。そしてなぜかお湯の量がかなり少ないんです。(お湯を入れる目安の線がとても低い)スープの量が少なくなるわけですが、これもブラジル人好みなのだろうか?           ブラジルではインスタントラーメンのことを”ミョウジョウ”と言うそうです。あの明星食品から来ていて、ブランド名がそのままインスタントラーメンを表す言葉になっています。ベトナムではバイクのことをホンダと呼ぶそうですが、それと同じです。   

子どもは社会に守られている?

一時帰国も終盤に近い頃、吉祥寺に用事があって自宅近くから武蔵境までバスに乗ったある日のこと。右隣に座った小学2年生ぐらいと思われる男の子、間もなく居眠りを始めて私に寄りかかってきました。ジジイでもないし、押し返すこともしないでそのまま寝かせておきました。かぶっている帽子をみると”JIYU”の文字が見えます。東久留米にある自由学園の子です。私の娘も4年間ほど自由学園に通っていたので、それなりに親近感を感じていると田無駅に到着しました。きっと田無で降りるか乗り換えるに違いないと予想し、体を揺らしながら「起きて。田無駅だよ」と言っても爆睡していて全然起きる気配がありません。うらやましくらいですが、仕方ないのでそのままにしていると終点の武蔵境まで来てしまいました。一番後ろだったので、他の客が降りるのを待っていると、さすがに起きて廻りをキョロキョロし始めました。そして独り言のように 「ここどこ?」                               「武蔵境の駅だよ」と言うと、にわかに涙があふれ出してきました。                               「どこで降りるつもりだったの?」と聞くと、泣きながら「田無駅」と言います。 「やっぱりそうなんだ。田無駅で起こしたけど起きなかったから終点まで来てしまったけど、心配ないよ。運転手さんに事情話してあげるから」 

「運転手さん。この子寝過ごしちゃって田無で降りるところがここまで来てしまったみたいなんですよ」                              「あ、そう。じゃ、このまま乗っていればいいよ。また田無に戻るから」      でもその子はまだ状況が呑み込めていないようで、半泣き状態のままです。私の他にもう一人客が残っていたのですが、その人も「大丈夫、このまま乗っていれば田無に連れていってくれるって」などとなだめてくれてすこし落ち着いてきました。                  私はそれを見てバスを降りて吉祥寺に向かいましたが、ちょっとした事ではありますが、皆さんなかなかの連携プレーです。                     その子のおかあさんはさぞ心配していたことでしょう。武蔵境まで往復したのなら、少なくとも40分ぐらいは遅れたはずです。普段帰る時間は決まっていて、たとえ10分でも遅れるなら心配になるはずですから、40分もとなるとパニックとまではいかないまでも、警察に相談に行ってもおかしくないくらいです。

日本では電車やバスに乗って一人で通学する小学生は当たり前に見ることができますが、世界的にみるとかなり稀なことで、治安の悪い国から来た人がそんな日本の子供をみると本当に驚くようです。私が以前赴任していたオーストラリアは、日本と遜色がないくらい治安が良いところでしたが、それでも子供を学校への送り迎えは親の最優先事項であったし、仮に自宅であっても小学生以下を一人にさせることは犯罪とされていました。ましてやブラジルで一人で通学している小学生など見たことがありません。    昔自由学園の先生だったか「子供は社会に守られている」という事を言っていましたが、日本人はみんな他人に無関心を装いながら、結構気にかけているというのも事実かも知れません。

米国の物価高

今回の一時帰国はUSA経由で、ヒューストンまでがUnited Airでそこから成田まではANAでした。                                  期待はしていなかったもののUnitedの飯はかなりよろしく無く、特に2回目の朝食?はヨーグルトとほんとに小さなプチカップケーキと果物(りんご、キューイ、スイカ)を3-4切れだけの実に簡単なもの。ヒューストンでの乗り換え時間は5時間ほどあったので、さすがに持たないと思われ、USドルの持ち合わせもなかったものの日本のクレジットカードでなんとかなるだろうと空港内のRuby’sとかいうレストランに入ってみました。メニューを見るとどれもこってりとしたボリューム満点そうなものばかり。ひどい朝食だったとは言え、少しは食べたのだし、時差もあって軽いものにしようとサラダを注文したのですが、値段を良く見ると(計算してみると)US$15.14 、今のレートで2,200円ほど。おいおい空港内とはいえサラダ一皿で2,200円かよ! 期せずして噂の米国の物価を体験することになったのですが、円安とはいえなにせ米国ではラーメン一杯が2,000円も3,000円もするというのですから恐れ入ります。先日来伯した米国法人のS氏はボストン在住ですが、彼に聞いても当然のことながらそれは事実のようです。 

*サラダとはいえかなりのボリュームです。おいしくもなかったので、半分ほど食べておしまい。さらに割高となってしまいました。
*レシートです。うっかりチップを記載(支払い)し忘れたので、”Thank you”も言われなかったです。アメリカの従業員なんてそんなものなのかも知れませんが。もしチップも払ったら2,500円!?

この後ANAに乗り換えて成田に向かったのですが、機体そのものはほぼ同じものの食事は雲泥の差がありました。もちろんCAの対応の違いも言うまでもありません。

モスバーガー

最近ハンバーガーにはまっている私は、日本への一時帰国直前一緒にラウンドしていた友人に 「モスバーガーって食べたことある?」と聞くと、               「もちろんありますよ。Macとはまた違っておいしいんですよ。日本人向けの味にしているというか」                               「そうですか。実は私この歳までまだモスバーガーって食べたことないんですよ。モスバーガーというとなぜかチキン照り焼きバーガーってイメージがあったし、そもそもハンバーガーそのものに興味がなかったし」                   『本当ですか?今度日本に行ったら是非試してみてください。日本人向けのせいかちょっと小さめだけど、あのタレが独特で人気があるんですよ。フライドポテトも大きくてMacとはまた一味違うんですよね。思い出したら食べたくなったなー』

日本に滞在するのはおよそ10日間。今回は仕事で帰るので自由になる時間が少なく、外でランチを食べられる日も限られてくるので(ランチ以外でハンバーガーを食べるという選択は私にはありません)「この日にモスバーガーに行こう』と予定しておかないとけっこう実現しないものなんです。                         その決めた日は、10月22日土曜日。日本に帰国してから一週間も経っていますので、そろそろ和食以外も食べたくなる頃です。Google Mapで検索し自宅の近くで探してみると田無駅の近くにありましたので、11:30ごろ自転車でモスバーガーを目指しました。

*モスバーガーというと緑のイメージがあるのですが、この田無店は黒と白が基調。MOSCAFEのせい?
*確かにサイズは小ぶり。若い人にはおやつ程度かも。

確かに味は日本人向けと言ったところで、他のバーガー屋には無い味付けです。それはそれで良いのですが、率直に言って肉(ハンバーグ)そのものはイマイチ。学校給食のハンバーガーみたいと言っては言い過ぎかも知れませんが、ブラジルのそれには遠く及びません。ただ、全体がアツアツと言ってもいいくらいホカホカで、パンもモチモチの肉の量とのバランスも良く、手が汚れないように水を通さない紙で包まれているのも評価できます。でもこれで410円(モスバーガー単品)は安い日本にしてはちょっと高いかも。(上の写真のセットで800円ほどでした)                                  

富士通レディース

ほぼ同じ時期に一時帰国したSPの友人Mさんのお誘いで、10月16日(日)富士通レディースの観戦に行って参りました。場所は千葉の土気駅の近くです。                        実はプロのゴルフ観戦というのは今回が2回目。最初はもう30年以上も前のことで、たまたま軽井沢72で開催されたNECの大会の切符が手に入ったので、ゴルフには全く興味が無かったのですが、無駄にするのももったいないと行ってみただけのことでした。 ゴルフの経験も知識も全くなしで見るゴルフは、ライブと言ってもなんの感動もなく、ただ「皆200mも飛ばして、良く同じようなところに行くものだ」と感心したことを思い出します。誰が出ていたのかも全く覚えていません。                               でも今は違います。ゴルフの酸いも辛いも味わい尽くしたとまでは言いませんが、少なくとも思うようにならないスポーツであることは身に染みて理解しております。だからといってプロのプレーを見ればどうこうなるというものでもないですが、普段TVでしか見れない選手をLIVEで見れるというのはもうそれだけで価値があります。(と今は思います)

*すらりと見栄えのする原江梨花選手の最初のTショット。向かって右のピンクのシャツは鈴木愛選手。左の赤のシャツは山下未夢有選手。本当は写真を撮ってはいけないのですが、そうとは知らずに撮っていました。
*グリーン上の西郷真央選手(白)と、イ・ナリ選手(赤)。奥の黒いシャツは吉田優利選手。この日地元出身の西郷選手は4位タイでした。

この日の優勝者は古江彩佳選手。古江選手は富士通所属ですから、ホストとしての優勝です。最終ホールまで岩井選手と15アンダーでトップタイでしたが、最後見事バーディーを奪って1打差で勝利。その盛り上がった場面を目の前で見ることが出来て、終わり良し、と言ったところでした。                              残念ながら人気の渋野選手は見れませんでしたが(不参加)、主要日本人女子選手は見ることが出来ましたし、もう過去の人かと思われた不動裕理選手やイボミ選手なんかも居て、おじさんたちには懐かしく、それなりに楽しめる一日でありました。ちなみに16日(日)は最終日で観戦チケットは4,000円でした。

*会場(東急700)へのシャトルバスに並ぶおじさんたち。その日の上限は5,000人ほどだったそうですから、混雑はそれほどでもなかったです。

                    

インドで買ったズック靴

今やズック靴と言っても分からない人も多いかもしれません。ズックというのはオランダ語のDoekという靴を表す単語から来ているようですが、日本では運動靴、とりわけ布なんかでできた簡単な靴を指すことが多いと思います。イメージ的には昔学校で使った上履きなんかです。                                 一方”中敷き”という言葉はどうでしょうか。聞いてすぐに”靴のなかに入れるクッションのようなもの”と分かる人もそれほど多く無いかも知れません。         インドで買ったお気に入りのズック靴の中敷きがボロボロになってしまい、もう靴そのものもお終いかと思われたのですが、中敷きをはがしてみると本体は全く問題なく、中敷きを変えればいいだけのこと。英語ではInsoleですが、ポル語ではなんというのか?                      早速会社のOさんに中敷きをポル語でなんと言うのか聞いてみると、”Palmilha(パウミリャ)”と教えてくれました。                        「どこに売ってますかね?」                         「靴屋にもあるかも知れませんが、修理屋なら間違いなくあると思います。以前Saint Cruz駅の中の靴修理屋で見たことありますよ」

*中敷きは今はボロボロになってしまいましたが、クッション性が高くとても快適でした。

靴屋なら家の近くにいっぱいありますが、わざわざSaint Cruz駅まで行くほどのこともないし、などと思いながらダメ元で家のすぐ近くの靴屋に寄って”Palmilha”と書いた紙を見せるとすぐに理解してくれました。なんとその店の店主と思われる人は英語で「あなたが使うものですか?サイズは?」                   「私が使うので、26.5-27㎝ほどです」と言うと、ピンと来なかったようで、インチに換算し始めました。「11インチくらいですね」と言って2つのサイズを出してくれました。ちょっと薄目だったので、もっと厚いものないかと聞いたのですが、一種類しかないとのこと。でも入れてみるとまるで新しい靴のようになりうれしくなってしまいました。

このなんの変哲もないズック靴なのですが、4年ほど前にインドで買ったもので、確か5,000円以上して、インドにしては高いなと感じた覚えがあります。でもそのせいか非常に良くできていて、丈夫で軽くて、ほとんど履いている感覚がないくらいです。  このお気に入りのズック靴が新しく生き返りそうなので、嬉しさも手伝って久しぶりに靴洗いすることにしました。洗うと白いゴムの部分はとてもきれいになり、黒色の部分も艶々としてまるで新品の靴のようになりました。あと何年履けるかわかりませんが、こんな丈夫で快適な靴を作ったインドのメーカーに敬意を表したいくらいです。

アストラゼネカはOK? or Not?

10月11日より東京での会議出席のため一時帰国するのですが、4回もワクチン接種している私は、今回は搭乗前PCR検査は必要ないと信じ切っておりました。1回目がアストラゼネカ、2回目がファイザー、3回目4回目もアストラゼネカ。アストラゼネカは日本でも認められているはずなので、問題無しのはすですが一応念のためチケットを手配してくれた代理店に接種証明を送付して確認してもらうと、              「アストラゼネカでもFiocruzのものは日本政府が認めていないようです。搭乗72時間前を過ぎたらPCR検査をした方が間違いありません」と信じられない回答。               「えー、そんなバカな。厚労省のチラシには明確にアストラゼネカOKと書いてありますよ」                                   「確かにそうなんですが、併記されているCovishieldなら認められているのですが、Fiocruzというのはブラジルのメーカーで日本政府が認めていないようなんです。この証明書にはCovishieldと併記されているものの、メーカーはFiocruz製のように書いてあるのでUnited Airに拒否される可能性があります」                                   「そんなバカな!チラシにはそんなこと書いてないですよ」            「そうですね、私たちも確信を持てないので、領事館に聞いていただくのが間違いないと思います」

*サイトからプリントアウトした厚労省の指針。アストラゼネカはOKと明確に書いてあるではないか!
*連邦政府から取り寄せた私の接種証明書。アストラゼネカの後にCovishield/Fiocruzと併記されており、混乱します。しかし製造元はFiocruz?

仕方なく日本領事館に接種証明を送付して問い合わせてみると、役所ながらなんと同日に返事がありました。”邦人保護班”という部署があるらしく、この種の問い合わせが多いのでしょう。そのアドバイスによると、旅行代理店の言っていることは正しいということで、Fiocruz製のものは日本政府が認めていないそうです。          なんとややこしい!さらに「これは連邦政府が発行した証明書ですが、州やSP市も発行しており、そちらならFiocruzと書いてない可能性もあるので、試してみてください」何それ?!事実は一つのはずなのに、連邦政府と州と市の証明するものが違う??                      でも領事館がそういうんだからと、騙されたつもりで州発行のものを取り寄せてみると、なんと今度はOxford製と書いてあります。わけわからないですが、領事館はこのことを言っていたのかと、再度取り寄せた接種証明書を領事館に送付して確認してみると        「Oxford製は認められておりますのでOKでしょう」”言った通りでしょう”とは言いませんでしたが、こんなことがあるのか?ウソみたいな話ですが、領事館のお墨付きをいただいたなら大丈夫なのでしょう。これでPCR検査に要する1万円ほどの経費と半日以上かかる時間が節約できました。                        もっとも10月11日にまた”水際対策”が緩和されるとの噂もありますので、到着の時(13日)はこの接種証明も不要かもですが、なんとも分かりにくい日本政府の規制と不可思議なプラジルのシステムであります。

*州政府から取り寄せた接種証明書。アストラゼネカですが、Oxfordとあります。不思議不思議??

Big Kahuna Burger

日本にいたころハンバーガーなどは”ジャンクフード”と考えていて、よほど選択が無いとき以外食べたことがなかったし、仮に食べることがあってもほぼ決まって”フィレオフィッシュ”で肉のハンバーガーを食べることはまずありませんでした。      しかしブラジルのハンバーガーは旨いことを発見し、近所のハンバーガー屋だけでも10件ぐらいあるのですが、ほぼすべて試してみました。それぞれに良さ悪さもあるのですが、結局お気に入りのMADERO(以前紹介済み)かその廉価版といえる系列店のJERONIMOなんかに足が向いていました。                    会社の近くにも結構あるので、平日のランチで食べるハンバーガーも入れるとかなりの数試したことになります。たまたま社員とSPのハンバーガー店の話になり、女性社員のDさんが「Big Kahuna Burgerというハンバーガー屋がxxさん(私のこと)アパートの近く、といっても歩いて10分くらいかかるけど、是非ためしてみて」との情報があったので、数日後早速行って参りました。Kahunaとは祭司という意味だそうです。

*近所のBig Kahuna Burger.この周りにもいろんな店があることを発見。

残念ながらその店のメニューには英語版がなかったので、メニューの一番上にリストされているものならまず問題なかろうと、”Kahuna Burger”と書いてあるメニューを指さし、「Pequeno(小)」をとコカ・コーラゼロを注文。通常ハンバーグ(肉)は120g~150gぐらいが標準ですが、Pequenoは100g。年寄には十分です。  

*Kahuna Burger(小)。肉は100gですが、パンとのバランスを考えるとちょうどよいかも知れません。

さすがハンバーガー専門店。”Fast Food”のMacなどとは違い、15分以上待たされてようやく出てきました。ベーコンは要らないな、と思いつつも食べられないわけでは無いので、資源を無駄にしないためにもそのまま食しました。             まずパンが暖かいのがGoodです。上記のようにいろんなバーガー屋を試しましたが、ハンバーガー(肉)そのものがたっぷりでおいしいところは結構あるのですが、パンが冷たい(温めて無い)ところが多く、それが大きなポイントでMADEROなんかを評価していました。でもここはパンも暖かく、程よく野菜(レタス、トマト、玉ねぎ、ピクルス等)が挟まれておりバランスも悪くなさそう。あまり好みではないもののカリッと焼いたベーコンも良いハーモニーとなっているかも知れません。               隣に座った女性グループが注文したのは、チップスが添えられたハンバーガーセットと言ったメニューでベーコンが無さそうにみえました。全員(5人)同じものを注文していたので、人気メニューなのでしょう。「それってなんですか?」とも聞けなかったけど、今度はなんとかそれを試してみよう。

*メニューにはこんなのもあり、さすが”Big”Kahuna。仮に左右の小さ目なものでも普通の日本人なら若者以外まず食べきれないでしょう。