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自分の似顔絵

PLゴルフにはいくつかの集まりがあるのですが、その中の一つにMM会というのがあります。MMとは”負けるもんか“の略。総勢12人ぐらいの集まりで、午前中ゴルフをして、その後和気あいあいとランチを楽しむというだけのものですが、一応コンペですから表彰式もあり、各自持ち寄りのお酒やケーキなどもあり、とても和やかな会であります。

いよいよ私もこの会への参加は最後となり、過日”送別ゴルフ”を企画してくれました。ところが前々日から酷い下痢が続きじっとしていられない状態となってしまい、翌日会社の同僚に病院に連れて行ってもらいました。下痢で病院に行ったのは初めてです。 結局医師が処方してくれた薬が効いたのか、あるいはその頃は既に悪いものが出てしまったのか、急速に回復していったのですが、大事を取って前日に”送別ゴルフ”はドタキャンしました。

当日の夕方、M氏がわざわざお土産をどっさり届けてくれました。カシャーサ(ブラジルの蒸留酒)、ハバーダ(牛テールの料理)、茗荷、ケーキなどとメンバーの書き込みが入った私の似顔絵です。誰が描いたのか(MM会のメンバーの一人ではありません)、恐らく写真を見て描いたものだと思われますが、旨く特徴を掴んだ絵に、ひとり笑ってしまいました。これ以上無いすばらしい記念品です。

今回最後の参加と書きましたが、私もいよいよ本帰国がまじかに迫ってまいりました。よってこのブログもほぼ終了ということになります。週に一度ぐらというブログとは言えないようなスローペースでしたし、どのくらい読者の方がおられるのかも存知ませんが、これまで読んでいただいた方には深く御礼申し上げます。コメント等もありがとうございました。                                  7年ほど前に始めた”インド駐在記”から3年半ほど前に”ブラジル駐在記”と続き、この先の続編は? たぶん無いだろうと思います。ほぼほぼ引退したような年配者の日本での生活に新鮮なものなどありますでしょうか。あったらいいですけど。       では皆様お元気で。

*ポル語と日本語の混じった、ブラジルらしい寄せ書きです。何を見て描いたものかも興味があるところです。

その後

抜糸は術後ちょうど一週間後。その日やや早めにクリニックに行くと、Daniela先生はご不在。受付の椅子で5分ほど待っていると、廊下からコツコツコツとハイヒールと思われる音が近寄ってきました。そして入口で私の顔を見るやいなや、             「日曜日(昨日のこと)ゴルフに行ったんですって!?」といきなりのごあいさつ。       「えっ?なんで知ってるんですか?」と言いつつ、そう言えば日曜日に父上のIさんに会ったことを思いだし、”この父娘は一緒に住んでいるのだろうか?”なんて考えたりしていると、                                 「大丈夫でしたか?まだ抜糸してないんですよ」                            「全然問題ないですよ」                           「ちゃんと日焼け止めを塗って、サングラスしてましたね?」          「はい、もちろんです」                            「では、ここにあごを乗せて」と、目の検査をするような装置に顔を固定すると、先生はレンズを通して目を見ながら「目をしめて」あの・・目の場合は”とじて”って言うんですけど、という言葉を飲み込んで、目をしめるとは決して言わないけど、蓋はしめるもとじるもどちらも使うし、戸の場合は普通しめるか。普段どうやって使い分けているんだろう?なんて考えてしまいました。                          抜糸は、また部分麻酔をして糸を抜くんだろうかと予想していましたが、麻酔無しで毛抜きのようなもので数本引き抜くだけでした。抜いた糸を見ると、髪の毛の数分の一ほどの細さですから、抜くときはチクッと感じますが、痛いということはありません。 これで晴れて普通の生活に戻れます。ただ、一か月ほどは日焼け止めを塗って、日中はサングラスをかけることにはなりますが。

その後、今回の手術のきっかけとなったゴルフコンペ祝勝会に参加した人は皆興味があったようで、私の後に2人も手術を決めたそうです。一人は70歳、もう一人は60歳の方です。しかも60歳の方は、奥さんと一緒にクリニックを訪れ、夫婦2人で施術することにしたそうです。確かに15万円以上もかけて、自分だけ若く見えるようになったのでは問題が生じないとも限りません。しかもその人は私のBefore,Afterの写真を見せてもらって、いたく感心し即決心したとか。とにかくIさんの”身をもっての宣伝”効果は絶大で、この先さらに手術希望者が出てくるだろうと思われます。なにせ若さをお金で買えるんですから。

いまは術後3週間ほどが経過し、切った部分もほぼ他の部分と同じ色になり、もう何もしなくても大丈夫と思われます。                       「Iさんは手術後とっくに一か月以上経ってますけど、まだサングラスしてますよ」  「あの人(父親のこと)は真面目だから私のアドバイス以上に慎重なんですよ」   「それは私が言われたことを守らない、ということを言いたいんですか?」というと、”はっはっはっ!”というお馴染みの馬鹿笑いが出て、私の言ったことが通じたのか通じなかったのか・・・

ちなみに手術の時に突然現れた男性の先生は、Daniela先生の元旦那ということで、別れても仕事はパートナーとして協力しているそうです。そしてお住まいは、Iさん(お父さん)のすぐ近くで、妹さん(歯科医)もすぐ近くにお住まいだそうです。優秀な娘さん2人の近くで、Danielaさんには2人のお子様もいて、Iさんとても幸せな老後(現在74歳)をお過ごしの事と思います。

*クリニックの入り口側からみた待合室というか受付。奥に診察室と手術台(椅子)があります。
*待合室入り口。飾られている書は、お父さんのIさんが出身地の島根県の書家(雅号、利祥氏)から買ってきたものだそうです。確か数万円とか。

リオのカーニバル

毎年2月の中旬には3日間ほどのカーニバル休暇があり、あの有名なリオのカーニバルもこの時期開催されます。しかし、コロナの影響でしばらく休止。コロナもまあまあ落ち着いてきたということで、今年は3年ぶりの開催です。カーニバルはリオが圧倒的に有名ですが、首都のサンパウロにも同じようなものがあるし、各地方都市にもそれぞれ特色のあるカーニバルがあるようです。サンパウロが2月17日18日(金と土)、リオが2月19日と20日の夜9:00から翌朝の6時までで、TV中継もされます。                                    そもそもの始まりは、アフリカから連れて来られた奴隷に、年に一度3日間ほどの休暇が与えられたことが始まりと言われています。よって、もともとはサンバではなくて、アフリカ音楽がルーツであり、たとえばサルバドール(ブラジル北東部の街)のカーニバルなどは今でもアフリカの雰囲気を色濃く残しているそうです。

実はこのカーニバル、だれでも参加できます。お金さえ出せば。もちろんだたの観客としてではなくて、踊りとパレードに参加できるのです。その参加料は、交通費等すべて込みで6,200レアル(約15万円)ほど。ただの観客として観るだけなら1時間も見れば飽きてしまうと言われているカーニバルですが、参加者としてなら楽しいだろうし、とても良い思い出になることは間違いないでしょう。私も誘わた時、やや惹かれたのですが、徹夜になるし、わざわざリオまで行くのもちょっと面倒いかも、と遠慮しておきました。でも私の知人が参加し、写真なども送ってくれましたので少し紹介します。ひょっとしたら日本でも報道されたかも知れません。

このカーニバルに参加するのは12チームほどで、なんと1チームの構成は3,000人以上もいて、9時間ほどで12チームですから、1チーム1時間近く踊り歌っているということになります。異国情緒十分ですが、確かにそんなに延々と見せられたら飽きてしまうかも知れません。どのチームも似てるように見えますし。              でもこれら各チームは採点されて順位が付けられます。各チームは優勝を目指して一年間この日の為にそれはそれは大変な努力、準備を重ねるそうです。

*マンゲイラチームの一員として参加した日本人チーム。マンゲイラはトップチームだそうです。
*会場の航空写真。およそ700mほどの直線道路で、両側に観客席があります。この写真では上から下にパレードが流れていると思われます。会場はカーニバル専用のものですが、オリンピックの時にはアーチェリー競技の会場として使われたようです。
*日本人チームと他のチームの記念写真。
*別のチーム

眼瞼下垂‐3

ともあれ、予定時刻も過ぎていることだし手術を始めることにしました。まずは塗り薬にような軽い麻酔を瞼の上に塗ってから、切り取るところをマジックのようなもので線を書きます(と説明されました)。もちろん自分には見えませんが、きっと三日月のような形でしょう。それから本格的な部分麻酔です。すると隣の部屋にいた男性の医師のような人が参加して作業を手伝いはじめました。                「この人は麻酔医なんだろうか?」などと考えていると、どちらが打ったのか、瞼の脇あたりから数本麻酔注射を打たれました。歯の治療の時の麻酔ほど不快ではないですが、なにせ目に針を立てられているようで、気持ち悪いことこの上無し。でもこうなったからにはまな板の鯉よろしく、すべてを任せるしかありません。そういえば、怪しい日本語ながら”すべても先生に任せて、万が一の事があっても訴訟など起こしません”という宣誓書、もらったけどサインしてなかったな、などと思い出したりして、”きっとこの先生も日系人とはいえブラジル人だからいい加減なのか?あるいは自信があるのか?いや単に忘れているんだろう”などと考えたりしておりました。

*手術実施前に提出されるはずであった宣誓書。結局サインし忘れたまま実施。

「はい、これから右目を切りますね」                     「でも先生、先生の手が私の目のあたりを触っているのが分かりますけど・・・(麻酔効いてるんですか?)」                           「はい、大丈夫ですよ。それで普通です」                     切る作業は10分ほどでしたが、切った後ジュ、ジュと音がして、タンパク質の焼ける匂いがしてきましたので、「焼いてるですか?」と聞くと、男性の医師が「ヤキニク」と一言。おいおい面白くもない表現辞めてくれよ。それからしばらくして、糸と針で縫い始めました。見えたわけではないのですが、糸が何度も顔に触れるのが分かりましたので。同じように左目もやって、およそ一時間ほどで無事終了。  

終了後、痛み止めと事前に薬局で買うように指示されたArnica Montana D3というたぶん化膿止めと思われる薬を飲んで一同帰宅することに。その頃にはやはりDaniela先生の父上、すなわちこの手術を受けるきっかけになったIさんが来ており、          「運転代行で来たんだけど」                         「いや、普通に見えるので問題ないですよ。運転できます。」          「ほんと?めまいとかもない?」                       「大丈夫、大丈夫。全く問題ないですよ」そしてふと秘書さんからのWhatsAppの内容が気になっていたので、                           「ところでこれから8時間飲食はダメということですが、それはどうしてですか?」  「えっ?だれがそんなことを?手術の前数時間はダメですけど」         「えーー!?秘書の方の指示で術後8時間、術前3時間は飲食ダメと言われましたが」「術後は食べても大丈夫ですよ」                       「ビールもOK?」                              「まあ、缶ビール一本だけなら」                       「私3時間前に軽く食べましたけど」                     「あー、問題ない問題ない」                          いったいどうなってるんだ?この辺もブラジルということなのか。ちなみに先生の秘書さんは日系3世で、小学校のころまで日本語学校で習っていたということだそうです。でもこれは日本語の問題というより、クリニック内のコミュニケーションの問題と思うけど。いや国民性の問題か。                   

眼瞼下垂-2

血液検査と心電図を取るように指示された”ENKYO”とは、正式名サンパウロ日伯援護協会の”援協”からENKYOと呼ばれているのですが、日系ブラジル人による社会福祉活動のなかの一つに医療活動があり、普通”ENKYO”と言えばこのクリニックを指すものと思われます。                                本院はHospital Nippo-Brasileiroと呼ばれ、SPの郊外にあるのですが、分院が日本人街であるLeberdadeにあります。朝7:00から営業開始ということなので、予約も無しに7時に行ってDaniela先生の書いた指示書を見せて「血液検査と心電図をとっていただきたいのですが」と日本語で言うと、淡々と受け付けてくれました。        5分ほど待つと、別の窓口で”問診票“等を書いて保険証(民間のもの)を提出して受付終了です。 30分ほどで全検査終了。予約もしていないのにブラジルとは思えない手際の良さです。検査後私のID、パスワードなどを書いた紙を渡され、         「結果は2日後にウェブからダウンロードしてください」日本だったら結果はまだ郵送されるのではと思いますが、ブラジルはデジタル化が結構進んでいます。

*ENKYOクリニックの分院ともいうべきDeberdadeにある診療所。日本語も通じ、紹介状や予約無しでも受け付けてくれる印象の良いクリニックでした。
*Hospital Nippo-Brasileiro本院の全景。立派な病院です。

手術予定の3日ほど前になって、Dr. Daniela I先生の秘書から準備すべきことについてWhatsAppに送られてきました。(Daniela先生自身は日本語はあまりできない)                            1.術後2日間洗髪できないので、洗髪してきてください。 2.金属アクセサリーを付けないでくださいなど8点ほどの注意点があったのですが、その一つに、「8時間絶食、食べたり飲んだりできない」(メッセージそのまま)とあったので、文脈の流れから術後の事と思い、「では手術の前であれば飲み食いは構いませんか?」と質問したところ、「手術の3時間前から食事は控えた方がいいでしょう」と返事が来ました。   すると11時間も飲まず食わずということになるので、ちょっときついかも、でも一食抜いたくらいで死ぬこともないし仕方ないかと覚悟を決めました。

当日(3月30日)6時のアポだったのですが、5時過ぎになってからWhatsAppに   「もうこちらに向かってますか?」と入ったので、               「いや6時のアポですからまだです」                      「5時30分に来れますか?」今頃になって5:30に来て欲しいということだろうか? でも今更無理なので                              「やはり6時ごろになります」と返すと、「了解です」              どうも日本語のやり取りがしっくりきません。                                6時ちょっと過ぎた頃オフィスに到着し、「すみません、ちょっと道が混んでいたもので」と言い訳すると、                            「えっ!車で来たんですか?」                          「はあ?!車で来てはマズイんですか」                    「目の手術ですからね、術後の車は危ないかもです」              「そんなこと一言も言われなかったですよ」先生方にとってはどうもタクシーかメトロで来るのが当たり前といった感覚のようです。しかし、こちらとしては、「タクシーで来る事」と明確に指示されなければ先生方の常識なを知る由もありません。   Daniela先生は慌てて父親に電話をして私の運転代行をしてもらうように依頼したようです。その時の2人の会話はポル語なので詳細は分からなかったですが、場の雰囲気でそのように推察できたし、後ほどその予想が正しかったことが分かったのでした。

眼瞼下垂

この字を読める人ってどのくらいいるでしょうか?私ももちろん読めませんでしたが、”がんけんかすい”と読みます。言われてみればそんな風に読むのかなと思えます。これは加齢により瞼(まぶた)を動かす筋肉が弛緩してしまい、あるいは瞼の皮膚が垂れ下がってきて、目を必要以上に覆ってしまい、周りが見えにくくなったり、肩こり、疲れやすいなどの症状を引き起こします。もちろん外見も悪くなり、いつも半分寝ているような、あるいは朝起きたばかりのような目になってしまうということになります。

先日M氏のゴルフコンペ祝勝会があり、私も”お呼ばれ”で参加したのですが、15人ほどの参加者の何人かが、私の隣に座ったI氏をみて                「あれっ!Iさん、目がすっきりしましたね」                  「ほんとだ。目がパッチリして全然印象がちがいますよ」という声があがり、I氏は 「実は眼科医の娘の勧めでまぶたを上げる手術をしたんですよ」              70歳を超えるI氏と私はそんなにしょっちゅうご一緒したことが無かったので、私には違いが良く分からなかったのですが、目元を良く見ると目の上下にわずかな腫れのようなものが感じられました。                                                   「どうですか?良く見えるようになりましたか?」                「私はあまり感じないけど、他の人に宣伝して欲しいというのもあるみたいですね」                                  その会に参加した多くの人は60歳以上のためか皆さん感心がありそうで、いろいろ質問攻めです。私もその一人で、なにせ隣に座っているものだから話もし易くて       「Before・Afterの写真ないですか?」                    「今はないけど、娘にもらえば見せられると思いますけど」           「料金は幾らくらいかかるんですか?」                    「いや、娘だから私は払ってませんが、今度聞いておきますよ」          私は自分自身それほど視野が狭くなったとか、目が細くなった(元々細いですが)などの自覚症状はさほどなかったですが、長年かけて徐々に進行していくものでしょうから、変化はほとんど自覚できないと思われます。疲れやすくなったとか物が見えにくくなったというのもすべて加齢のせいにして瞼(まぶた)の変化など考えもしませんでした。そもそも目元がすっきりして若く見えるようになるのは、年寄にとって実に魅力的なことではないか。

善は急げ。後日このIさんのお嬢さんであるDr. Daniela Iさんとアポを取って話を聞いてみると、手術は1時間もかからず、術後2-3日で普通の生活に戻れるそう。      料金は7,000レアルほど(175,000円ほど)で、日本とそれほど違わないかも知れません。でもまあ簡単に終わる手術みたいだし、乗りかかった船ということで、その場で実施を決めました。手術日は1月30日(月)と決まり、それまでに血液検査と心電図(私は不整脈があるため)を取っておいてください、ということでその指示書が渡されました。ENKYOという日本人向けのクリニックでその指示書を渡せばすぐに検査してくれるそうです。

*Dr. Daniela Mayumi I先生。これは面接(診断)の後に携帯に送られてきたメッセージ(アンケ―ドなど)に添えられていた写真です。これまでの18年間で4,000人の手術をしてきたそうです。
*Before
*After(もちろん写真は私ではありません)あるクリニックの再度から借用しました。

Google翻訳のすごい機能

知らなかったのは私だけでしょうか。Google翻訳にはカメラ入力という選択があって、書いてあるものにカメラを向けるとテキスト部分を翻訳してくれるのです。もちろん翻訳方向は自在で、Google翻訳の機能と同じです。この機能は来伯中の娘に教わったのですが、彼女がさも当たりまえのように                    「携帯にGoogle翻訳ダウンロードして。そしららカメラ機能を使って翻訳してくれるから」早速ダウンロードしてみると、これは便利!カメラで文章を認識してくれますので、テキストを入力する(通常はコピペ)必要がありません。           たとえばレストランでポル語のメニューであってもそのまま日本語、あるいは英語で表示してくれます。しかもこのアプリもタダです。やはり1万円払っても買う価値があるとおもいます。                                   いやー、いつのまにかITリテラシーは大幅に遅れを取っているかも。歳も歳だから仕方ないかもですが、ブラジルで一人だけの日本人でいることも関係あるかも知れません。日本に帰ったらもっと思い知らされるのかも。

その時以来、レストランで注文がし易くなったこと。それまでは何を書いてあるのか分からなかったので(たまに英語の併記があるときもありますが)、ポル語のみのときは一番上に書いてあるメニューなら間違いないだろうと、そこを指さして注文していたものですが、今更ながらこれからは食べたいものが食べられるという極めて当たりまえの事ができそうです。

*これはGOL航空のHPを日本語表示したもの。(もちろん元はポル語です)英語にするともっと正確な翻訳をしてくれると思われます。

呆れたGOLの窓口対応

クリスマスから新年にかけて家族がサンパウロまで遊びに来てくれました。家族と言っても娘と妻だけです。元々息子夫婦も来る予定だったのですが、妊娠してしまったために止む無く中止。                               2人ともカタール航空の同じ便ですが、片方はエコノミー、片方はビジネスと親子で大違い。どちらがビジネスであったかは言うまでもないと思いますが、それでも片道30時間を超える長旅です。それだけでもう大変な海外旅行なのですが、それでもサンパウロだけで過ごす、というわけにも行きません。なにせサンパウロはこれと言って観るものがありません。どこに連れていくか、何をするかを考えるのに結構苦労します。    以前にも書きましたが、娘からはイグアスの滝は行ってみたいとのリクエストがあったので、まずリオデジャネイロに行って、そこから直接イグアスの滝を廻り、年末年始をSPで過ごすという計画を立てて、旅行会社にアレンジをお願いしました。                           

リオへはGOL(国内エアライン)の15:40発の便で、16:40 着予定です。SP-リオ間はほぼ1時間毎に飛んでいます。15:40ですから、国内便だし2時間も見ておけば十二分であろうとタクシーで13:00に出たのですが、30分もかからないで空港に着いてしまい、余裕たっぷりです。GOLのカウンターには長い行列ができていたので、近くに並んでいるチェックインマシンを試みました。3人同じ便に乗るのに一気にチェックインできなくて、一人一人同じ質問(予約番号、パスポート番号、連絡先など)を繰り返し入れるのですが、どうしても発券まで行きつきません。何度やっても同じです。(実は前の晩ウェブチェックインをしようとしたのですが、途中から先に進めなくなり諦めたのでした)30分以上もトライしたでしょうか。結局機械からのチェックインはあきらめて、仕方なく長い行列に並ぶことにしました。その時点ではまだ1時間半もありますから、仮に1時間待ったとしても間に合うはずです。                      見ていると、ひとりひとりの処理に時間がかかることかかること。混雑状況を見て、急いで処理しようという態度もみえなくて、まるでインドのようです。それでもなんとか搭乗40分ぐらいまえには順番が廻ってきて、「やれやれ、なんとか乗れそうだわ」と一安心して搭乗券を受け取って急いで出発ロビーへ。                   出発ロビーのある2階に上がるエスカレーターのあたりで、搭乗窓口を確認するつもりでチケットをみると”19:10発”となっています。目が点になって、皆のチケットを確認しても同じ時刻になっています。「なんだこりゃ!?」               慌てて引き返して、先ほどのカウンターに戻り英語で確認すると、幸い近くに英語がわかる女性係員が居て、                            「ちょっと待ってください、早い便に乗れるか確認してみますので」5分ほど待たされて、「すみません、この便しかありません」                  「まだ40分もあるんだよ。なぜ勝手に3時間半も後の便になるわけ?」      「出発1時間を切りますと自動的キャンセルになってしまいます」           「そんな話聞いてことないぞ。国際便だって30分以内でも乗れるよ。ふざけるな!(とは言わなかったけど)」そうしていると別の男性係員が出て来て         「リオは現在非常に暑くて、車輪がバーストする危険があるので、搭乗人数を制限せざるを得ないのです」などとわけのわからない説明をされて、           「飲食券のバウチャーを出させていただきますので、なんとかお待ちいただけませんか?」 結局どうにも乗れそうもないので、3時間半も無駄な時間を過ごしたわけですが、なんとも呆れかえったのは、発券をするときに窓口の人が勝手に便を変えておきながら、なんの説明もなかったことです。信じられません。仮にポル語でも、時間の事だから説明できるはずです。たぶんオーバーブッキングかんかしてたものと思われますが、お陰でその日の予定は大幅変更です。といっても予定してレストランで食事ができなかっただけのことではありますが、それにしてもGOLの窓口対応には呆れかえりました。どう考えても信じられないですよね。            

続・ワールドカップ

その日(12月1日)は8強をかけて12:00(お昼)から日本-クロアチア戦です。出社日だったので、久しぶりに”お弁当”を作って持ってゆくことにしました。       12:00頃になると出社している社員(数名)からいつものように         「xxさん(私のこと)、ランチ行きましょうか?」と声を掛けてもらったのですが、「今日はLunch Box持参してますので」と言うと、                 「それは良いですね。クロアチア戦楽しんでください」              観戦しながら弁当を食べようかと考えていたのですが、一点リードしているし、呑気に弁当食べてる場合ではないと、ハーフタイムが終わるまでお預け。15分足らずのうちにレンジで温めて、お茶入れて気もそぞろに自作弁当をかき込んだのでした。ちなみにおかずは卵焼き、タケノコとわかめの煮つけ、きゅうりと玉ねぎの甘酢あえとご飯の上に塩昆布をふりかけました。家にあったものを入れただけですが、我ながらなかなかのバランス。結果は残念でしたが、なかなか良くやってくれて、夢を見させてくれました。

その後午後3時頃になるとほとんどの社員、といっても3-4人ですが、午後4時からのブラジル-韓国戦を見るために退社してゆきました。私も帰って良かったのですが、外は雨でもあるし、一人会議室でTV観戦することに。するとあれよあれよと言う間にブラジルが4点も取ってしまい、これはもうスペイン‐コスタリカ戦以上の大差の試合になりそうだったので、この先見る気がしなくなりハーフタイムにオフィスを出ました。                                帰宅途中の街では、小雨の降る中あちこちのバーやカフェで人々が応援しています。 その後どうなっただろうかと、あるバーのTVを覗いてみると、一方的かと思われた試合が、後半韓国が1点返したようです。特に韓国を応援しているわけではないですが、4-0や5-0で負けるのと4-1で負けるのでは印象が大分違います。試合終了は午後6時ごろですから、その後もきっとバーやレストランなどでは大盛り上がりであったことでしょう。次はブラジル-クロアチアですが、どちらを応援すべきだろうか。現在居を構えるブラジルか、日本に勝ったクロアチアか。でも韓国戦を見ているとブラジルが余裕で勝ちそうですね。

*試合時間中のメトロの中。まあまあ人が乗っていますが、普段の5分の1ぐらいでしょうか。時間は午後5時くらいです。
*アパ―トの近くのバー。中に入れない人達が小雨の降る中応援しています。
*中は満席。TVが4台くらい設置されています。韓国に対し余裕のリードで、皆さんさぞかしご満悦のことでしょう。
*この写真はブラジル-韓国戦の日ではないですが、あるレストラン(ランチ)の様子。これを見ると多くの女性がブラジルのユニフォームで仕事に来ていることになります。

ワールドカップ始まる

言わずと知れた、ブラジルはサッカー王国。1にサッカー2にサッカー3,4がなくて・・・という感じです。例えばどこのバー(飲み屋)のTVもサッカー以外の番組を流している店は見たことがありません。いつもサッカーです。            ブラジルでは条例により、ワールドカップ期間中ブラジルの試合がある日には2時間前には家に帰れるように配慮する事、という決まりがあります。よって、明日24日にはブラジルVSセルビア戦が16:00(ブラジル時間)からあるので、14:00には会社にを出れるようにしなければなりません。実際には試合のある日はどの職場でも仕事はストップですから実質的にはお休みです。                       さらに仮に優勝したなら、その翌日(今回は12月19日)は祝日(お休み)ととなることになっています。                               TVでライブ放送するバーでは連日人でいっぱいになるそうで、ブラジル戦が勝利した夜には、パウリスタ大通り(私のアパートから200mぐらい)で大騒ぎになるそうです。もっともこの辺は日本も同じですね。

私の職場でも“時間配慮”をした上、全員”サッカーくじ”に参加することになっています。サッカーくじ専用のサイトがあり、各試合の予想(点数)を入れるだけで、だれの予想が一番当たっていたのか自動で結果が出るようになっています。賞品は各自好きなように決めれば良いのですが、私の職場では、ディナー券(家族含む)を贈呈することになりました。前回は会社にあった液晶TV(減価償却済みのもの)が賞品で、サッカーの事をほとんど知らないR女史が勝者だったそうです。全員参加ですから私も参加です。初戦のドイツ戦は希望も込めて1対1としましたが、果たして結果はどうでしょうか。

*大会が始まる前に私が提出したサッカーくじのスクリーンショット。日本とドイツの予想が入った画面ですが、嬉しいことに外れました。

そして先ほど結果が出ました。なんと日本が2-1の逆転勝利です!信じられないというほどではないですが、優勝4回と言う強豪国に本番で勝利しました。しかも逆転で。 私の予想は外れましたが、とてもうれしい誤算です。日本ではさぞかし大騒ぎの事と思います。こちらでも日系人、駐在員問わずこの勝利に大変盛り上がっております。7時のニュース(日本の朝のニュース)が楽しみです。                 でも私は正直言うと、サッカーは審判の判断によるところが大きすぎて、別の言い方をすると客観性に欠けるところが今一つ好きになれません。シュミレーションというんでしょうか、大袈裟に痛がって反則を得ようとするところなども”みっともない”と感じてしまいます。この辺は日本人の特性なのかも知れませんが。            そうは言いつつももちろん心から日本を応援しています。ガンバレ日本!27日にはコスタリカに勝って16強へ!!