ブログ

いきなり10連休

SPではコロナの状況は悪くなる一方で、先週金曜日いきなり3月26日(金)から4月4日まで10連休にするとのお達しが出されました。4月2日はGood Fridayでもともと休みなのですが、その他の日は今年と来年(22年度)の休みまでも前倒しして10連休にしてしまいました。                                 休みにすればコロナの状況は改善するかどうかは誠に怪しく、通勤・通学者の数は減るでしょうが、休みだからと行楽地などに出かけたりしてかえって悪くなることも十分に考えられます。そもそもこの国の国民性は開放的で、一人で家に籠っているなどというのは苦痛以外なにものでもなく、人と話し、酒をのんで踊って騒ぐというのが休日の過ごし方。しかもマスクをしないで。多くは若者ですが、その若者は感染しても大事に至らないケースが多いものの、彼らが知らず知らず周りの人達にうつしてているのです。  もちろん商業活動が禁止されているわけですから、警察も取り締まっているものの、そんな”規制破り”は後を絶たず、いたちごっこを繰り返しているとか。もちろん感染拡大の原因はこれだけではないですが、日本のように”特措法?”を定めればみんなが従うというようなお国柄でないことは確かです。

そんな状況を知ってか知らずか、私の所属する”8時の会”という日系人ゴルフクラブの幹事様は、3月6日からホームコースのPLゴルフクラブが閉鎖になっていることに耐え切れず、というかメンバーの要望を汲んで、SP近郊の営業しているゴルフクラブを見つけて来てくれました。                             そこはSPから車で北西に1時間20分ほど行ったところにあるITUという町にあるNovotelホテル経営のリゾートゴルフクラブです。リゾートホテルだから営業が許可されるのかどうかは分かりませんが、ホテルの支配人が役人に3万レアル(12万円)ほどの袖の下を使ったらしいという話もありました。この国もインドほどではないにしろ、そんな”実弾”が物をいう社会であるのも事実でありましょう。 

*Novetelの入り口。ゴルフ場のクラブハウスは別です。
*Novotelの裏側のゴルフ場から。プレー代は300レアル(6,000円)と割と安め。でもとても良く整備されたコースです。

我々日本人たるものそんな状況下でゴルフなんかにうつつを抜かしていていいのか?モラルを問われるであろう、というのも尤もなのですが、ゴルフ場などは3密とは無縁に近く、もしゴルフ場で感染するようなことがあるとすれば、どこに居ても感染してしまうことでしょう。というわけで思いがけず週末は久しぶりに巣ごもりから解放されたのですが、このITUゴルフリゾートは別荘地でもあり、ゴルフ場の廻りにはそれはそれは大きな別荘が立ち並んでおり、金持ちの家族連れと思われる人たちが週末を楽しんでおりました。ファベーラ(貧民街)は車のなかからいくつも見てきましたが、このようなお金持ちの家(別荘)は初めてです。この国も貧富の差の大きさはやはりインド並みかも知れません。                                 

*建物の床面積が500平米(150坪)を優にこえるであろう邸宅がゴルフ場の廻りにゆったりと並んでいました。
*左隣の家。この家の方が大きいと思いますが、もっと大きな家もたくさんありました。
*日本人からは”宇宙人の家”と呼ばれているなんともユニークな家。小さくて分からないかも知れませんが、真ん中にビキニ姿の女性が2人、その左には帽子をかぶった女性が見えます。

筍(タケノコ)

今週月曜日(15日)からSPでのコロナ状況は、”赤”段階=最大の警戒フェーズを超え ”紫”段階=緊急事態フェーズに突入しました。赤の上がなんで紫か?という疑問はともかく、ICU占有率が87.6%に達し医療崩壊寸前、夜8時から翌朝5時までは外出禁止令が出されました。医療崩壊はあちこちで発生しており、これでもSPはブラジルでは一番状況がいいのです。                                   そんな状態であっても食べないわけにはいかないので、スーパーは開いています。  先日中国系スーパーの前を通りかかったところ巨大な筍がいっぱい売っていたので、たまには筍ご飯でも作ってみるかと、なかば衝動買いしてしまいました。こちらは秋が始まったところですが、なぜか筍が売られています。これまであまり気にも留めなかったけど、ひょっとしたら年中あるのかも。                     ザックにも入らないほどのサイズだったので、大き目の袋に入れてもらって手にぶらさげて持ち帰りました。さてどうするか。筍は買ったらすぐにあく抜きをする、ということは知っていたのですが、やったこともないので、まずはGoogleであく抜きの方法を検索。いろいろ方法はあるようですが、一般的には米糠を入れて煮るというもので、糠なら常備品ですので、なにも買い足す事無くできそうです。   

*高さ70cmほどもあります。中はほとんど空洞とはいえ、一人で食べるには大きすぎ。でもこれは店で並んでいたなかでは一番小さいのを選らんだのです。12レアル/本(240円)也。

巨大に見えた筍も、皮を剥いてみればそれほどでもありません。終わりのないマトリョーシカのように、剥いても剥いても皮が現れるようにも見えましたが、生でも食べられそうなくらいに柔らかい皮が出てきたあたりで剥き方止め。縦に切ってみるとなるほど竹の子、節になるであろう横の仕切り(壁)が整然と並んでいます。これもGoogleから仕入れた知識ですが、竹の根元に近い部分と先の方は節の間隔が狭く丈夫であり、中間部分は間隔が長くなっていて、仮に強風に吹かれてもしなやかに揺れて、折れないようにできているそうです。これはもちろん成長した竹の構造ですが、自然は実に良くできています。

*こうして写真をみると、木を切ったみたいで、食べられる物のようには見えませんが、あくを抜いて、鶏肉と煮物にして食べたら間違いなくあの筍でした。

竹の成長速度は一か月で10mも成長し、最高では一日に1.2mも成長したという記録があるそうです。時間あたり5㎝ですから、じっと肉眼で見ていたらスローモーションのように成長が見えるかも知れません。                                     昔会社の先輩から「竹が急速に成長するのはなぜか?と研究した人がいて、その成長ホルモンである”ジベレリン”という物質を発見し、それを小人症の人に接種したら一発で治ったんだよ」なんて話を聞いたことがありました。その時は「ほんとかなあ?」と思いつつも、科学系企業で働く先輩の話でもあるし、まんざら作り話でもないだろう。 なぜか印象深い話しだったのでこの”ジベレリン”という名前はよく覚えていました。  今改めてGoogleで再度確認してみると、どうもそんな話は無かったみたいです。もちろんジベレリンという植物成長ホルモンは戦前日本人の研究者によって発見されたのは事実ですが、竹の成長に目を付けて発見したとか、小人症の人に応用した、という話は書いてなかったですね。ただ、書いてはなかったですが、筍もジベレリンのお陰で急成長するというのは本当かも知れません。                      偶然タケノコ一本買ったお陰で、頭のどこかで引っかかっていた昔の話もクリアーになり、必要もない竹についての知識も増えましたが、タケノコはしばらく見るのもいやになってしまうかもです。 

   

冷凍サンマ

いまはもう秋。秋の味覚といえばサンマ。フェイラ(市場)では鯵や鰯といった青物魚も売ってはいるものの、サンマは見かけません。仮にブラジル近海ではなく比較的寒い地域の海で獲れるとしても、アルゼンチンやチリの南の方で獲れてもよさそうに思うのですが、獲れないのかあるいは食べる習慣がないのか。                                  ある人が 「Made In Japan”の冷凍サンマ悪くないですよ」 と教えてくれたので、「そうですか、ワタまで全部食べられますか?」と聞くと、「問題ないいんじゃないですか」 ということだったので早速試してみることにしました。           3匹入って50レアル(1,000円)ほど。一匹300円強ですから高めではありますが、今や日本ではサンマは高級魚になってしまい、一匹1,000円もすることがあるとか。そう考えると冷凍ものとはいえ300円ぐらいならまあまあです。

*切らないで焼きたかったのですが、オーブントースターのサイズの関係で仕方なく半分に。頭と尻尾だけを残してきれいにいただきました。

後日Made In JapanのTさんに「この前の冷凍サンマ悪くなかったですよ。冷凍技術が良いのか、元が良いのか。あれは日本から仕入れてるんですか?」        「いや、台湾から。そうね、両方良いんじゃない」                               「えっ!?台湾でサンマが取れるですか?サンマって北海道とか東北とか比較的寒い海で獲れるイメージがありますけどね」                     「海でつながってるんだから取れるんじゃない?大きいし、油も乗ってて、和食レストランでも使われてて評判いいんですよ」 少なくとも中国のものではなさそうなので、その辺も一安心。                                  ネットからの情報によると、いまや世界一のサンマ漁獲国は台湾だそうです。日本、中国、韓国と続くのですが、台湾では90%以上が輸出で、当然冷凍サンマ。日本でも結構出回ってるんではないでしょうか。台湾国内で出回るサンマもほとんどが冷凍品で、年中売られていて季節感は無いとか。でも漢字は同じ”秋刀魚”と書くようです。

シミ取りその後

レーザーを使ってのシミ取りをしてから、2週間が過ぎました。結果がどうなったか気になっている読者の方もいらっしゃるかと思いますので、記録かねて報告させていただきます。                                   イルカ先生の言った通り、およそ10日ほどでかさ蓋がほぼ剝れました。一気に剝れたわけではなくて、日ごとにボロボロと少しずつ剥がれ落ちていきました。よーく見ると、シミがあった部分が分からなくもないですが、ほぼ満足できる結果です。施術から一か月は直接日光に当て無いようにとのことで、毎日日よけクリームを塗り、野外に出るときには自作の”日よけマスク”を付けたりしています。コロナのお陰で、多少奇妙とも言えるようなマスクを着けていても、誰にも変に思われなかったと思います。                                     以下上から、1.治療前のシミと肝斑 2.レーザー治療翌日の状態 3.一週間後 4.現在の写真です。

*シミ取り前の状態。(元々の状態)
*レーザー治療の翌日の状態。照射した部分がかさぶたになりつつあるところです。
*レーザー照射から一週間後。まだかさぶたは一部残っていますが、かなり剝れています。
*レーザー治療の2週間後。ほぼシミはわからなくなりました。あごの部分の”肝斑”も調剤薬局の薬が少し効果を現し始めているようにも感じます。

読者のなかには、男のくせにいい年をしてシミ取りなんか、と思われる方も居るかも知れませんが、歳をとったからこそ若いころには気にならないことも気になるのです。いや気にしなくてはいけないのです。歳をとったからこそ、いつも清潔におしゃれをして、少しでも若々しく。住む家も、30年も40年も前に建てた家ではなく、新しい気持ちの良い家に住むべきでありましょう。でなければ子供も寄り付きません。

コロナその後

ブラジルではこのところコロナ感染状況がひどく、比較的良好であったサンパウロ州でもICU使用率が80%を超えて、先週3月6日(土)からフェーズ1(最大の警戒)となりほぼロックダウン状態になっています。                     食料品を扱うスーパーや銀行、薬局などを除いてすべての商業活動が、時短営業ではなく停止状態となっています。レストランも、テイクアウトはやっているところがあるようですがほぼ閉まっており、基本的に3度の食事を自分で用意しなくてはなりません。だからといって困ったことは特にないのですが、ゴルフ場もテニスコートも閉鎖されてしまい、週末にやることが無くなってしまいました。本を読むことやTVを見るのもありですが、普段巣ごもり状態なので、週末くらいは屋外で活動したいところですが、どうしようもありません。                             1日の感染者数は6万人を超え、死者数も1,500/日に達しようとしています。日本も大変なようですが、比較になりません。                       一方、中国製を中心にワクチン接種も始まっていて、現時点では一回目の接種が終了したのは全体の4%ほど。2回目も終えた割合は1.3%ほどということで、人数にすると26万人ほど。今は77歳以上に接種中とか。日本は4月から高齢者に接種を始めると言っていますので、ブラジルの方が少し進んでいるのかも知れません。             

私は4月末に日本に一時帰国する予定でフライトを予約したのですが、航空会社の都合でキャンセルになり、出発日を前か後に変えてくれないか、とのリクエストが入りました。1日や2日変えても特に困ることはないのですが、この際少し長めの日本滞在にして、住民票を戻して日本でのコロナワクチン接種の”権利”を得ておこうか、という考えが浮かびました。厚生労働省のサイトを覗いてみると、厚生労働省新型コロナワクチンコールセンターという案内があり、電話で問い合わせに応じてくれるようです。ただ、フリーダイアルの為、海外からは電話できません。仕方なく家族に電話してもらい、どうゆう条件なら接種が受けられるのか聞いてもらったところ、やはり住民票があることが条件のようです。一時帰国で住民票を戻すことは可能だし、1月1日に居住していなければ住民税がかかからないことも確認できたのですが、所得税などの問題が発生するかも知れないということを聞いたような気がします。そこで会社の人事に確認したところ、やはり所得税(日本とブラジル両方)や介護保険で問題が発生する可能性が高いので、一時帰国中は住民票は戻さないでほしい、との指針をもらいました。別にこれは会社の為ではなく、自分の為ですのでここはあきらめざるを得ません。コロナワクチン接種に限らないですが、私と同じように何らかの目的で一時帰国で住民票を戻すなことを考えている人が居るかも知れませんが、要注意です。

話がコロナからちょっと逸れましたが、SPのフェーズ1(最大の警戒)は19日までとしていますが、たった2週間で結果が出るはずもなく、一か月以上続くかも知れません。そして病院が100%の占有率になって医療崩壊が起きる可能性も十分にあります。そうなったときには多くの日本人は日本に避難することになると思いますが、幸か不幸か私の場合はちょうどそのころ日本に居るかもです。

イルカ先生-4

一か月ほど前、イボ状になったシミを熱で焼いてもらいました。良くは見てませんでしたが、ハンダごてのようなもので焼いていたようです。その後はまだ完全にきれいにはなっていませんが、徐々に薄くなっているように感じます。             2回目の今回は、イボ状シミ取りではなく一般的なシミをレーザーで焼く(取り除く)施術です。このレーザー装置は借り物らしく、客(患者)がある程度集まったら、借りてきてまとめて施術をしているそうです。アポを取るとき確認したのですが、レーザーの場合もやはり熱いけど、瞬間的なので通常は麻酔はしないとのこと。痛さは熱いゴムをパチンと当てられたような程度とかで、なんか分かったような分からないような表現でした。熱で焼いたイボ状のシミの部分もレーザーで照射されたようにも思われましたが、場所を正確に覚えているわけでもないので、その辺は先生を信頼するしかありません。

まずシミのある当たり一帯をアルコールと思われるもので消毒し、レーザーが目に入るとまずいのでサングラスのようなものをかけて、そのサングラスと目の間には脱脂綿を詰められて、なにも見えない状態に。すなわち、サングラスの隙間からもレーザーや光が目に全く入らないように保護されました。                   およそ8カ所くらい照射してもらったでしょうか。でも結構熱くて、照射された瞬間は、反射的に顔を遠ざけてしまいます。                       「間もなく照射した部分にかさぶたが出来て、一週間か10日ぐらいでかさぶたがボロボロと壊れていくように剝れて来ますので、それから一か月くらいは日光に当てないように気を付けてください」                            「今日から普通にシャワーを浴びて、洗顔もして構わないんですよね?」       「はい、構いません。肝斑(カンパン)の方はどうしましょうか。日よけクリームで改善が見られないなら、薬を使ってみますか?」                  「そうですね、一か月間日よけクリームを塗っても変わったようには思えないので、薬を試してみましょうか」                           「わかりました。ではこのFarmatecという薬局に行って、これを見せてくれれば、2-3日で作ってくれます。この薬局は日系人の経営で、ご自宅の近くにあります」    「わかりました。ここはいわゆる調剤薬局なんですね?」            「??調剤・・なんですか。たぶん日本語ではそういうのかも知れません」    「いえ、分かりました。ありがとうございます」                

治療時間はやはりわずか10分ほど。今後気を付けることなどをアドバイスいただき、料金はやはり350レアル(7,000円ほど)と前回と同じ。              ふと帰り際、イルカ先生とは本当の名前なんですか?と聞いてみると、      「私の日本名は”ユウカ”というんですが、ブラジルの名前で音が近いIlka(実際の発音はポル語では”イウカ”になります)という名前があったので、そういう名前にしたんです」                                    「なるほど。じゃ、海のイルカとは関係ないんですね」              ローマ字読みすると”イルカ先生”となるので、意図したものではないとおもいますが、とても親しみやすい名前で日系人には人気がある先生と思われます。

*レーザーで焼いた部分(翌朝)。右の頬だけで、5か所くらいあり、焼く前よりも目立ちます。これがかさぶたになって剝れてくるそうですが、一か月くらいでどこまできれいになるのか・・・
*イルカ先生の書いてくれた処方箋というか調剤薬局用の”レシピ”。実際に効くかどうかは使ってみないとなんとも言えません。

ジャパンハウス

日系人の多いSPにはジャパンハウスという名前の日本を紹介する建物がありあます。 アパートから歩いて10分ほどのところにあるのですが、先日初めて行ってみました。

*パウリスタ大通りに面したジャパンハウスの入り口。国立競技場をデザインした隅研吾氏の設計ということで、木材を強調した建物は近辺では目立つ存在。

きっかけは、書道のO先生から”金沢祥子氏の書道展をやっているので、行ってみないか?” と誘われたためです。                                     書家 金澤祥子さんのことは、数か月前にNHKテレビで特集していたのをたまたま見ていたこともあって興味もあったし、すぐ近くにありながらジャパンハウスそのものも行ったことなかったので、ちょうどいいきっかけでした。               書家 金澤祥子さんは知っている人も多いでしょうが、ダウン症を持って生まれたけど、5歳から母親でやはり書家の金澤泰子さんに書道を習い、今は天才書家として各方面で活躍している人です。1985年生まれですから今は35-6歳ほどでしょうか。

*金澤祥子さん。雅号(書家のペンネーム)は小蘭です。

残念ながら、展示会には金澤祥子さん本人は無しで、作品が20点ほどと、使っている筆なのが展示されているだけです。2月末まで開催しています。

*最初”レイゲン”と呼んで、恥ずかしい思いをしました。”コトダマ”が正しいとすぐ自分で気が付きましたが。この世界では今でも右から読むことになってます。これは屏風で、人の背丈ほどもあります。

*こういった掛軸などは、掛け軸に直接書くのかと思っていたら、よく見たら紙に書いたものをきれいに張り付けてありました。失敗は許されないというわけではないのです。(うまく書けたものを貼れば良い)

奥に見える”一期一会”なんかに目立つのですが、私が                   「筆の先が割れているのは気にならないんでしょうかね?」と素朴な質問をすると、「書家になるとなんでも好きなように書いていいんですよ」とO先生。      「先生は師範なんだから、書家とも言えるんじゃないんですか?」        「・・・」「書家と書道の師範とどう違うんですか?」などと無邪気に質問したら黙ってしまいました。                               その辺のところ帰ってからGoogle先生に聞いてみると、書家というのは書を書くことによって生活しているプロ、師範(書道の先生)というのは人に教える技量をもつほどの人ということで、音楽の世界でいえば”書家”は演奏だけで生活している人たち、”師範”というのはいわばヤマハ音楽教室の先生、といった違いがあるみたいです。確かに大分違うかも。

さて、ジャパンハウスの中の展示物なんですが、一階の展示品はともかく、二階の展示場は、果たしてこれらが日本を代表するものなんだろうか?と思わざるを得ない品揃えです。”これも日本の発明品だったのか!”とか ”こんなのも日本の製品だったのか” と思わせるものだったらいいのですが、ごく普通のどこにでもあるような家庭用品や化粧品が置いてあったり、なんかコンセプトがはっきりしません。日本の文化・歴史をを展示しようとしているのか、あるいは現在の日本の工業製品を紹介しようとしているのか。                                     奥には喫茶店もあるのですが、どうせならケーキやワッフルなんかじゃなくて、饅頭や団子なんかを置いてくれればいいのに、と思ったりしました。(日本茶はありました、一応)                                     それでも、書道展含めてブラジル人が結構多いのには少々驚きました。

*写真の一番右のあたりには、サントリー山崎12年ものが25,000円ほどで売ってました。日本でもまだ手に入らないでしょうかね?このコーナーはまだいいのですが、2階の展示場がいまいちでした。

SPのすき家

すき家はSPでは数少ない大衆和食屋です。言うまでもなく牛丼屋のすき家ですが、ラーメンと日本風カレーライスも主要メニューです。SPだけでも20店以上展開していて、地元の人たちにも結構人気があります。                      もう一年ぐらい前になるでしょうか、初めてすき家に行って牛丼にしようか、ラーメンにしようか少々迷いましたが、牛肉はもう既に食傷気味でもあったし、写真では旨そうだったのでラーメンを選択しました。牛丼がR$16.9(約350円) に対し、ラーメンがR$18.9と2レアル高いですが、どちらにしても大衆的価格です。

*食券を買うカンターとメニューの看板。映ってはいませんが、右側に日本風カレーライスのメニューもあり、値段は同じようなものです。ここでもみそラーメンがなぜかMisso Lamenと書いてあります。

しかし、一口食べて選択ミスに気づきました。前回紹介した”ラーメンあすか”の方がまだマシです。日清の“ラ王”はずっとマシです。                  それ以来すき家に行ったことはなかったですが、先日たまたま昼時前を通りかかり、”あの時はラーメンを選択したけど、すき家は本来牛丼屋。牛丼を選択しなかった私の間違いだったかも”と期待しないで牛丼を食べてみることにしました。         基本形の牛丼(SPのすき家ではTokyo Bowlという名前)にしようかと思いしたが、緑色のネギがやけにうまそうに見えたので、基本形より2レアル高い”Negui Gyudon”を選択。                                    さすが牛丼、2-3分で納品。まずはご飯をチェック。間違いなく日本のお米です。すき家では”すき家米”というウルグアイで取れたお米も売っているわけですから、当然といえば当然ですが。(確か品種はコシヒカリだったと思います)そして牛肉とともに食べてみると、それはまさに日本の味でした。少々味が濃い目ですが、ブラジルで受けるにはこのくらいになるのでしょうか。半熟卵とネギを混ぜても濃かったので、牛丼の煮汁がもうちょっと少なかったらさらに良かったでしょう。でも380円ぐらいでこのクオリティーなら十分です。 やはり、牛丼屋では牛丼を食べるべきでした。そば屋のカツ丼は旨いというのもありますが、あれはベースとなるだし醤油が同じだから。牛丼とラーメンは、醤油味というのは共通ですが、共有できるものは無いと思われます。

*温玉付ネギ牛丼とすき家のお茶。七味とうがらしと紅ショウガが欲しかったので、英語と身振りで聞いてみましたが、理解されずあきらめ。後でわかったのですが、”ショウガ”といえば通じるそうです。

ところで、このSPのすき家(社名はゼンショー)の社長Yさんとはよくゴルフで一緒になります。先日も一緒になったので、「ところでYさんはたまには店に食べに行くことはあるんですか?」と聞くと、「以前は時々そうしていたんですが、コロナ以後はないですね。衛生面などを抜き打ち的にチェックするスタッフはいますが」との事。    「でも社長なんかが店に行ったら、社員がびっくりしてしまうかもですね?」   「いや、店長は顔を知っていますが、その他は知らないのでどうってことな無いですよ」 社長のYさんは奥さん(Nさん)も帯同で赴任しており、ゴルフも一緒です。 「奥さんがすき家に行くことはないでしょうね?」               「行ったことないですよ。そもそも日本の牛丼すら食べたことないと思いますよ」  特に日本ではそうでしょうね。すき家でも吉野家でも女性が一人で食べてる風景はまず見かけません。ラーメンやカレー屋(例えばCocoイチ)なんかだったら女性一人というのもさほど珍しくも無いと思うのですが、牛丼屋はなぜだろう?あの立ち飲み屋を思わせるようなカウンターが良くないのだろうか?でもラーメン屋もカレー屋も似たようなもの。”早い、安い、旨い”というキャッチフレーズが女性を遠ざけるのだろうか?事実その通りだけど、”お金のない人がさっさと胃袋を満たすためのどんぶり”と言っているようで、確かにあまり格好は良くないな。というわけで、なぜか牛丼(屋)は男の店というイメージが定着してしまった感があります。女性も気軽に入れるようおしゃれなイメージに転換できたら、一気に売上げが伸ばせると思うのですがどうでしょう。実は食べてみたいと思っている女性も多いかもしれないし。

日よけマスク

さて、シミ取り施術をした後患部を日に当てないようにするには、カットバンを貼ればまず大丈夫だろうけど、さらに顔全体を覆うようなマスクをすれば”肝斑”対策も含め万全に違いない。普通のマスクでは大き目のものでも顔全体をカバーすることは不可能。ならばハンカチとかバンダナのような布で顔を隠すか。。それも悪くないけど、安定度に欠け、運動をしているうちにずれてしまいそう。そんなことを考えながら街を散歩していると、顔全体が隠れるくらいのマスクをしている女性を見かけました。”これだ!どこに売っているんだろう!?”と聞いてみたくなるくらいでしたが、よく考えたらそれはマスクが大きいのではなく、顔が小さいからだと気が付きました。特に欧米系の人ならば、面長なので、顔の周囲はかなり小さいサイズ。よって、ちょっと大きめのマスクなら耳元まで隠れてしまいます。ならば自分で作るしかないか。。。ダイソーで買った裁縫道具もあるし。

パウリスタ通りを散歩していると、道の脇でバンダナを売っている露店がいくつもあります。”あのバンダナを切って顔全体を隠れるくらいの大きさにして、ゴム紐を付ければ立派な日よけマスクが出来るはず” と一枚10レアル(200円ほど)で購入。3回折るとちょうど顔全体が隠れるくらいのサイズになったので、1枚のバンダナから2枚重ねのマスクが4つ作れることがわかりました。                    ネットからの情報を参考に、口と鼻のあたりが膨らむように裏側から切れ目を入れて、こちらもダイソーで購入したゴム紐を縫い付けて完成。早速使ってみました。  

*自作の日よけマスク。マスクらしい形になるように下の部分を斜めに折り上げ、右側のほつれ易い部分には接着剤で固定しました。

結果、日よけの目的ではOKなのですが、上り坂などちょっと呼吸が激しくなってくると息苦しくなってしまうことがわかりました。まあ、当然です。では、口と鼻のあたりに穴を開ければいいのですが、機能的にはそれで良いものの、口のあたりが開いているマスクなどしていたら、マヌケどころか頭がおかしいと思われかねません。空気が出入りしやすいように、1㎜か2㎜ぐらいの目立たない小さな穴をいっぱい開けられればいいのですが、どうすればいいか。。。そんな穴あけ機が売っているとも思えないし、仮にあっても安くはないだろう。                          そこで我ながら名案が浮かびました。(紙などをまとめる)クリップの先をガスコンロで焼いて、穴を開ける方法です。これはたまたま素材が化繊であったこともあり、予想以上にうまく行きました。焼いて穴を開けるなら、そこからほつれもないはず。   翌日使ってみると、息苦しさは解消。これで日よけ対策には万全の準備ができたのでした。

*真ん中あたりに穴がいくつも開いているのがわかるでしょうか。コロナ対策用のものではなく、日よけ用なので、これでいいのです。

イルカ先生-3

アポの19日が来ました。8時過ぎごろクリニックに到着すると、まもなくイルカ先生が現れ治療室に案内されました。「ではここに横になってください」と脇にあった簡易ベッドに横になるや否や、                           「あっ!先生、教えてもらった麻酔薬、塗って来るの忘れました。折角買ったのに!」「そうですか、じゃ注射しましょう。」                    「えっ!顔に注射するんですか?」                      「はい。歯医者で使うのと同じですよ」                    「じゃ、結構痛いですね」                          「熱いのを我慢するより良いと思いますよ」                   それは確かに歯医者で使う局所麻酔と注射器の形まで同じでした。歯の治療のためなら我慢もできますが、シミ取りのために顔面に麻酔の注射をされるとは思いもよらず。 しかも3カ所も打たれました。そして薬が効いたかどうかを確かめもせず、すぐにハンダごてのようなもので、シミの部分を”ジュッ”と焼き始めました。すぐにぷーんとタンパク質焼ける匂いが漂ってきましたが、熱いという感覚はなし。さすがに麻酔が効いたか。先生はついでかサービスなのか、麻酔をしていない反対側の頬の小さなシミも焼いてくれました。こちらは麻酔がしてないので、瞬間的ですがやはり痛いというか熱かったですが、麻酔の注射を我慢するよりはいいかもです。              全部で5か所ぐらい焼いてもらったでしょうか。でも作業時間はわずかに10分ほど。 「これからも普通に洗願、シャワーを浴びていいですが、間もなくかさ蓋になって、一週間ほどしたらそれが取れますので、その後はその部分はデリケートになっていますので日に当てないように気を付けてください」                  「分かりました。日に当てないように気を付ければゴルフやテニスなんかもやっていいんですよね」と再確認。                           「いいですよ。この次はレーザーを使って、イボ状ではない薄目のシミを取りますが、患者がある程度まとまった時点で機械を借りてきますので、日時はこちらから連絡します。たぶん2月の上旬ごろになると思います」                 

その日の料金は事前の見積もりの通り350レアル(7000円ぐらい)ちょうど。カード支払いは出来なくて、銀行振り込みという変わったシステム。防犯対策のため、現金をクリニックに置きたくないということか。振込先を書いたメモをもらい帰宅後すぐに振込手続きをすると、宛先はIlka Nagasseさんの個人名。ということは、イルカ先生に直接支払ったことになります。なるほど、何人か先生がいるようだけど、みんな個人事業主のような立場で、場所だけ共同で借りていると思われます。   

施術後は、焼いた部分に若干のヒリヒリ感が残りましたが、30分もすれば何も感じなくなり、鏡をみると焼いた部分がやや赤くなっていました。でも元々シミがあった部分ですから目立つほどではありません。わずか10分で済んだのですから、考えてみれば随分簡単です。SIMITRY(5,000円ぐらいしました)という怪しいシミ取りクリームを何か月も試して効果がなかったことを考えると、これでシミが取れるなら、便利なものがあったものです。でも結果が分かるのは1-2か月後です。