アポの19日が来ました。8時過ぎごろクリニックに到着すると、まもなくイルカ先生が現れ治療室に案内されました。「ではここに横になってください」と脇にあった簡易ベッドに横になるや否や、 「あっ!先生、教えてもらった麻酔薬、塗って来るの忘れました。折角買ったのに!」「そうですか、じゃ注射しましょう。」 「えっ!顔に注射するんですか?」 「はい。歯医者で使うのと同じですよ」 「じゃ、結構痛いですね」 「熱いのを我慢するより良いと思いますよ」 それは確かに歯医者で使う局所麻酔と注射器の形まで同じでした。歯の治療のためなら我慢もできますが、シミ取りのために顔面に麻酔の注射をされるとは思いもよらず。 しかも3カ所も打たれました。そして薬が効いたかどうかを確かめもせず、すぐにハンダごてのようなもので、シミの部分を”ジュッ”と焼き始めました。すぐにぷーんとタンパク質焼ける匂いが漂ってきましたが、熱いという感覚はなし。さすがに麻酔が効いたか。先生はついでかサービスなのか、麻酔をしていない反対側の頬の小さなシミも焼いてくれました。こちらは麻酔がしてないので、瞬間的ですがやはり痛いというか熱かったですが、麻酔の注射を我慢するよりはいいかもです。 全部で5か所ぐらい焼いてもらったでしょうか。でも作業時間はわずかに10分ほど。 「これからも普通に洗願、シャワーを浴びていいですが、間もなくかさ蓋になって、一週間ほどしたらそれが取れますので、その後はその部分はデリケートになっていますので日に当てないように気を付けてください」 「分かりました。日に当てないように気を付ければゴルフやテニスなんかもやっていいんですよね」と再確認。 「いいですよ。この次はレーザーを使って、イボ状ではない薄目のシミを取りますが、患者がある程度まとまった時点で機械を借りてきますので、日時はこちらから連絡します。たぶん2月の上旬ごろになると思います」
その日の料金は事前の見積もりの通り350レアル(7000円ぐらい)ちょうど。カード支払いは出来なくて、銀行振り込みという変わったシステム。防犯対策のため、現金をクリニックに置きたくないということか。振込先を書いたメモをもらい帰宅後すぐに振込手続きをすると、宛先はIlka Nagasseさんの個人名。ということは、イルカ先生に直接支払ったことになります。なるほど、何人か先生がいるようだけど、みんな個人事業主のような立場で、場所だけ共同で借りていると思われます。
施術後は、焼いた部分に若干のヒリヒリ感が残りましたが、30分もすれば何も感じなくなり、鏡をみると焼いた部分がやや赤くなっていました。でも元々シミがあった部分ですから目立つほどではありません。わずか10分で済んだのですから、考えてみれば随分簡単です。SIMITRY(5,000円ぐらいしました)という怪しいシミ取りクリームを何か月も試して効果がなかったことを考えると、これでシミが取れるなら、便利なものがあったものです。でも結果が分かるのは1-2か月後です。